医者にぃとちび。5 (ページ36)

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双子が寝静まってから２時間後。

和「ちょっと気になるから、翔見てきます。」

雅「寝る前、トイレ頑張ったんだけど出なかったからね；」

和也が翔たちの部屋にそーっと入ってみると、やっぱりお腹が張って痛くなったのか、翔が布団をぎゅっと握って泣いていた。

和「しょう？おなか痛いなった？撫」

翔「ふぇ、いちゃい～泣」

このままでは翔の泣き声で潤が起きてしまうと思い、タオルケットに包んで抱き寄せると、翔をリビングに連れて行った。

智「あぁ；やっぱお腹痛がってた？」

和「うん。やっぱ張っちゃって痛いみたい。雅にぃ、悪いけど、そこに布団ひいてくれる？」

雅「おっけ！ちょっと待ってて？」

和也の一言で今から何をするのか感じ取った智と雅紀は、手際良く布団やバスタオル、翔のお気に入りのぬいぐるみなどを用意してくれた。

和「しょお？ここのお布団ごろんしようか。兄ちゃんたちがそばについててくれるからね？」

翔「やぁ～！いちゃい～泣」

雅「よしよし、痛いよね。今、和が痛いのバイバイしてくれるからね？もうちょっと我慢だよ～。」

智「ほら、こっち(左)下にしてごろんしてみ？足曲げるよ～。お腹なでなでしてようね。撫」

和也は翔を雅紀たちに託すと、不快感を軽減させるため、浣腸液をぬるま湯で温め、手に医療用グローブをはめた。

翔はそんな和也を見て、座薬を入れられるのだと勘違いし、今まで以上に大泣きしてしまった。

翔「ぎゃーーー！おくしゅり、やぁー！泣」

雅「どうしたの？大丈夫、大丈夫。翔ちゃん、落ち着こう、ね？」

智「おなか痛いの、バイバイしようなぁ～撫」

和「んふふ。またすごい泣き様ですね；しょお？すぐ痛いのないないするからなぁ。」

和也が準備できたのを確認すると、智と雅紀は翔の体勢を整えながら固定にまわる。

翔が少しでも安心できるようにと、お気に入りのぬいぐるみを抱きしめさせてやった。

翔はぬいぐるみに顔をうずめながらも、雅紀の腕をぎゅーっと握りしめて泣いている。