輪廻4 ページ6
〜燐side〜
「……誰が悪魔だ。てめーらの方がよっぽど悪魔だろーが」
はあ……またケンカしちゃった
バサっ
「……なにやってんだ俺……」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「まじで何やってんの?ご落胤クンw」
民家の屋根の上から監視対象である奥村燐を見る。
職安行った帰りにケンカとかさw理由がマトモなのが救いか。
「なぁ尾白〜。俺アイス食べたい」
余りにも退屈なので尾白と話す。
「お前という奴は……!」
げっ。なんか怒っちゃってるんですけど!
「ど、どうしたんだよ?」
やべぇ……!
昨日怒られたばかりで、無意識に体が強張り後退る。
ギシッ
早朝特有の静けさにその音は大きく響いた。
「そこに誰かいんのか!」
―――あちゃあ。選りにも選って監視対象に見つかるとか……!
コソっ 「おい尾白!猫にでも変化しろよ!誤魔化せっ」
コソっ 「無理だ!さっき鷹になったばかりで腹が空いている!」
「―――腹が空いてるくらいで拒否んな!!!」
なっ、なっ、なっ、なっ―――― ←エコー
「やっぱりそこに居んだな!出てきやがれっ」
ま じ で 勘 弁 !
「いやぁ、本当にすいません!不良の方達がいて怖かったもので」
あの後、結局バレてしまったので真摯に謝ってみた。
こういう主人公タイプは真面目に謝ったら、許してくれる筈……!
念には念を入れて、先程いじめられていた鳩と同じ鳥類の鷹(尾白)も連れて来た。
↑
朱祢は少し残念です by作者
「この子があんな事になると思ったら、体が震えてしまって」
いかにも、ケンカできません!オーラを出す。
―――おい、尾白。なに震えてんだ!笑ってんのバレてるぞ!(怒)
「……まじか鷹なのに震えてる。
まぁ、流石にあれは怖いよな。」
燐(呼び捨て)の目線は震えてる鷹((笑))に釘付けだった。思わずニヤリと嗤うと腕に乗ってる鷹の足に力が込められた。
イタッ、痛いって
「それで、良かったらなんだけど……お礼でもさせてほしい」
―――監視対象に近付ける絶好のチャンス!
「え?いや別に、礼とかはいらない」
「いやいや。動物を飼ってる者として、あれには俺も怒ってるんだ。
だから、飼い主代表とでも思ってくれ」
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ちゃおっす
今回で4話目だ☆
やっと燐と接触したw更新っがががwww
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革ベルト
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作者名:夏目漣 | 作成日時:2014年5月19日 9時