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Aside
?「ついて来たまえ敦君、A君。何が食べたい?」
...僕も君付けにされた。やっぱり男性と間違われたのだろうか。否、若しかすると誰彼構わず君付けにする人かも知れないよねェ。
そう、考えを纏めた。
敦「はぁ...あの〜...茶漬けが食べたい、です。」
?「ぷっ はっはっはっ!餓死寸前の少年が茶漬けを所望か!良いよ、30杯くらい奢らせよう。」
?「君は?」
そう言って助けた男性は僕にも問いかける。
だが僕はそこまで腹が空いている訳では無いので、
『僕は大丈夫です、遠慮しておきますよ。中島さんに沢山食べさせてください。』
そう言っておいた。
?「ふぅん?別に遠慮なんてしなくても──」
国「俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰!!」
といつの間にか近くに居た国木田さんが助けた男性に向かって怒鳴る。
近くで大声を出されるのは苦手だ。
僕は今猫の耳だから人間の倍以上の聴力がある為、耳が痛い。
だが耳を動かしてしまうときっと怪しまれるのでどうにか我慢する。
その時、中島さんが不思議そうに聞いた。
敦「太宰?」
太宰「ああ、私の名だよ」
太宰さんがそう呟くと、微風が吹き、外套を揺らす。
太「太宰、太宰治だ───」
夕焼けが川に反射し、凄く絵になっている気がした。
何か、硝子玉みたいで...
『綺麗だ...。』
僕は思わずそう呟いていた。
だが幸いな事に小さく呟いていた為、誰の耳にも届かなかった。
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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます!そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ! (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます!その言葉が励みになります!更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:錆猫 | 作成日時:2020年8月16日 0時