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Aside
ん...今日は何か暖かいなァ。
良い寝床が当たった...外にこんな暖かくて眠り心地の良い場所があったなんて...。
今日位もう少し眠っても...。
そう思った時、隣で何かもぞもぞと動き、起き上がった。
...誰だろう。公園の猫達か...？
やっぱりこんな暖かい所には皆で寝たいもんなァ。
そして、隣に誰が居るのか確認する為に薄目を開けて見てみる。
段々と瞳が明るさに慣れて、姿を確認した僕は、思わずその場から飛び上がり、五米程距離を取りつつ、何時でも動ける様に身構えてしまった。
何故かって、僕が寝ていた隣には猫じゃァ無く、人間が居たのだもの。そりゃァ、驚くよ。
其れから、僕が頭の中で昨日の事を思い出していると、
太「...Aちゃん？」
と、丸く大きく開かれた目で僕の事を見ていた太宰さん。
うぅん、何て言い訳しよう...。
『あ、否、誰かと一緒に眠るの、物凄く久し振りだったもので。驚いてしまっただけです...よ。』
太「ふふふ、そうだったのかい。でも、あんなに驚く事は...。」
そう言って、可笑しそうに太宰さんは笑った。
あ、其れと、
『其れと、太宰さん。昨日も言いましたが、ちゃん付けは辞めて頂きたいです。されるの苦手なので。ちゃん付けする位なら苗字で呼んでください。』
僕がそう伝えれば、残念そうな顔をしつつ
太「分かったよ、A。」
と言った。
苗字だと呼びにくいのかなァ。ちゃん付けしてた時も名前だったし。
あんまり距離が近そうに呼ばれるのは好きじゃァ無いけれども、太宰さんなら...これから仕事仲間になるんだし、第一此の人が諦めてくれる訳無いだろうし...。
『...まァ、其れで良いですよ。』
其の後結局僕が折れた。
其れから、自分と太宰さんが寝ていた布団を畳む。
すると何時の間にか着替えていた太宰さんが、
太「其れじゃァ、私は少し出かけてくるとするよ。そこに在る携帯は探偵社からの贈り物だから、勝手に使ってていいよ。」
と言って出て行ってしまった。
勝手に使ってて良いって...其れに矢張り入社は決定事項なのか...。
と言うか太宰さん、意外と朝から出掛けるんだなァ。
仕事とかほっぽいて眠っていそうなのに。
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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (
レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます！そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ！ (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます！その言葉が励みになります！更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錆猫 | 作成日時：2020年8月16日 0時
