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Aside
...まァ、今は取り敢えず身支度しよう。
その後、僕は黒猫の姿になり、毛繕いして、また人に戻る。
其れからパーカーを着直し、太宰さんが言っていた携帯電話を持って、外に出た。
と、部屋から出て来たばかりなのか、中島さんが此方を向いた。
先程中島さんが見ていた方向を確認してみると、ナニかが見えた。
...朝の幻覚かなァ。
取り敢えず、
『おはよう、中島さん。あれ、何？』
と聞いたみたら、
太「何だと思う？」
と、中島さんでは無く太宰さんが僕に質問で返してきた。
何だろう...。
『朝の幻覚、ですかねェ？』
そう僕が思った事を答えれば、
太「Aもはっずれー！」
と返ってきた。
これ、幻覚じゃァ無いのか...。
と言うか、
『"も"と言うとは中島さんも同じ質問をされたの？』
ふと気づき隣に居る中島さんに聞いてみると、
敦「うん...と言うか、太宰さんは何故Aさんの事を呼び捨てにしてるの？」
と不思議そうに質問を返してきた。
其れに対し僕は、
『僕、ちゃん付けされるの嫌だからねェ。そうだ、敦も呼び捨てでいいよ、近い歳何だしさァ。』
これから仕事仲間になるんだ、近い歳の人に何時までも硬っ苦しいままじゃァ中々休まらない。
まァ、距離が近すぎるのも嫌いだけれど。
敦「うん！ありがとう！！」
でも、相手の名前を呼べるって幸せな事なんだよねェ。
『...で、太宰さんは何をしているので？』
僕のその一言で敦は思い出した様に、
敦「...はっ、真逆敵の襲撃ですか！？罠にかかったとか！！」
と少し焦りだした。
然し、襲撃だとすれば太宰さんはきっとこんなに楽しんでいる様な表情はしない...ことも無いかァ。
然し昨日出会った時の事を考えれば、きっと此れは...。
其れから太宰さんは僕の予想通り、
太「自分で入った。」
と、答えた。
中島さ...敦が意味が分からないと言うように｢はあ？｣と零すと、
太「いや何ね、こうしてドラム缶に嵌まる自ｻﾂ法があると聞いたものだから、ちょいと試してみたのだよ。ところがこの通り、試してみると苦しいばかりで一向に死ねない。」
...否、此の方法だと足をしっかり固定しないと駄目だった、筈だ。然も此れは拷問法だった気がする。
太「しかもここまで嵌まると自力では出られない。死にそう。」
自ｻﾂしたいのなら、其の儘行けば良いのでは？
.
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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (
レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます！そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ！ (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます！その言葉が励みになります！更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錆猫 | 作成日時：2020年8月16日 0時
