【名探偵コナン】消えた元同期が銀座高級クラブのママになっていた理由！ (ページ11)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:20,349 hit

昔の男ページ11

私が留学していた頃ケンブリッジ大学を飛び級で卒業した。
その後に弁護士の資格を取るべく学生中に出会ったのが彼だった。

通常ロースクールに通う学生でも監督できる弁護士が立ち会えば弁護士として裁判に立ち会える。

私は当時殺人事件の容疑者にされた女性の弁護を引き受けた。
その人は有罪が確定しておりFBIも動いていた事件だったので手が出せなかったが私は彼女の無実を証明した後に裁判をひっくり返した。

後に私は学生ながらも裁判に勝利したのだ。
しかしその所為でFBIに恥をかかせ恨まれたのだけど。

「久しぶりだなアテナ」

「アテナ？」

「ああ、イギリスではアテナと呼ばれていた。悪を許さず弱気を助ける戦女神。慈悲と寛容を持って正義を貫く…欧州、欧米には三大女神よ呼ばれる女性がいる」

かつて三大女神とよばれ国際弁護士となるだろうと言われた三人。

秩序の女神テミス

狩りの女神アルテミス

知恵の女神アテナ

この三人は法廷階から認められた才能ある女弁護士に与えられた称号だった。

「最年少で弁護士になったアテナ。誰よりも正義感が強く弱者の味方だった」

「弱者…それはアンタ達の驕りじゃない。被害者だからって殺す事もいとわない極悪人が！何の解決もしないで事件冴え終われ被害にあった人を放置…私はアンタ達を許さない！」

怒りを込めて私はこの男を殴った。

「痛いな…相変わらず」

「感謝なさい。既にアンタを殴り殺すまでの力はないわ」

ここで記憶が消えるまで殴ってやりたい。

「Aちゃん！止めるんだ…君の手が」

「アンタを殺してやりたいわ」

「君にはできないだろう。孤児院に多額の援助をして万人のための弁護士になろうとした君が」

「黙りなさい！アンタがそれを言うの…」

私をこれ以上イラつかせる。

「スコッチ！」

「バーボン！」

「これはどういうことですか」

そこに現れたのは零だった。