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eighty ページ35

シルクside

荷物をまとめるのもほどほどに
すぐさま学校を飛び出した

Aの弱々しい声
家にはきっと誰もいない

全力で走る
体力にもスピードにも自信があった

自分の家を通り過ぎても
スピードを一切落とさずに走る

中学生のときも小学生のときも
勿論、幼稚園児だったときだって

短距離走ではただの1度も
前に人がいたことなんてないし

持久走のときも大抵のことがない限り
1位以外なんてとったことなかった

自分の足が遅いとか
これ以上早くなりたいとか

思ったこと無かったけど
シルク「Aっ…」

なんでこんなに遅いんだよ!
なんでもっと早く走れないんだよ!

こんなに必死になるなんて俺らしくない
やっとAの家に着いて

今日2度目のインターホンを押す
その時間も惜しくて無意識に足が動く

貴「しるく…」
ガチャっと扉が開いて

普段は白雪姫みたいに白いAの肌は
真っ赤に火照って

辛そうに息を吐いて
辛そうに咳をした

シルク「Aっ!」
急いで駆け寄って倒れそうなAを支える

蒸発しそうな程に熱くて
シルク「お兄さんはっ!?」

貴「きょ、は…いない…よ、」
咳をしだすと止まらなくなる

どうすることも出来ないまま
ただ背中を摩る

咳をしているのでどうすればいいかも分からないまま
Aをお姫様抱っこして

階段をあがった
Aの部屋は2階だと前に聞いたから

階段を上がればAの部屋はすぐ分かった
その部屋だけドアが開けっ放しだったから

ベッドにそっとAを降ろす
少しだけ咳は治まったけど

まだ沢山してて
辛そうで

貴「くすり、のんだか、ら…すこししたら、きくから…」
必死に言葉を紡ぐ

結局薬に頼るしかなくて
俺に出来ることとかひとつもなくて

弱い部分を見せるのが下手くそなAが
折角俺を頼って電話をしてくれたのに

シルク「ごめん…」
フルフルっと首を振るAが痛々しかった

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作品ジャンル:恋愛
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*のの(プロフ) - せいら/うおたみんさん» コメントありがとうございました!もう少しでできるのでぜひ読んでみてください!リクエストも頂けるとありがたいです…! (11月13日 16時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 目の色が青なのであればマサイさんがいいのでは?!(ただ単に私がマサイさん推しって要素もちょっとはあります←)私はマサイさんオチに投票します! (11月10日 23時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
六娘 - 全然大丈夫です!(どこ目線)むしろ、私も読みたいですw (10月25日 23時) (レス) id: 017157226e (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - ☆朝風☆さん» 分かりました!この直後からか続きで書きますね!この小説にそのまま付足す形になるのでぜひ読んでください!もしよろしければほかの小説も見てみてくださいm(_ _)m (10月25日 7時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - 六娘さん» コメントありがとうございます!付き合って直後が読みたいという方がいるので、この続きも書いてちょっとずつ大人にしていこうかな…?少し時間がかかりますがいいですかね…? (10月25日 7時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2019年10月4日 22時

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