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知「涼介、風邪かな?
朝、元気そうだったのに」
有「風邪だったら良いんだけど。俺、ちょっと胸騒ぎがすんだよね」
知「え?」
それから、俺と知念は黙ったまま山田の家を目指した。
ザワザワ........ザワザワ
怖いわねー ねえ?
何か山田の家に近づいて行くほど、近所のおばさん達がコソコソ話してる。
まさかねー こんな近くでねー
!!!!
俺と知念は立ちすくんでしまった。
山田の家の周りには大勢の人がいて、警察と救急車もいたから。
救「ちょっとどいてくださーい!通りまーす!!」
救急隊員が担架を救急車に運んでいた。
俺はその運ばれてる人を見て駆け寄った。
有「おばちゃん!!」
知念も気づいたみたいで俺の後ろから追いかけてくる。
知「え?!なんで?おばちゃん!おばちゃん!」
担架で運ばれていたのは間違いなく山田のお母さんだった。
俺達の呼びかけにも一切反応が無くて、救急隊員にごめんね、運ぶから離れてくれるかな?って言われて俺達はただその救急車を見送る事しか出来なかった。
あまりにもびっくりしすぎて、俺達はその場で立ちすくんでたんだけど。
知「僕お母さんに言ってくる。」
知念が駆け出した。俺もそのあとをついて行った。
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ガチャ!!
知「おかあさん!!」
知念のいつもより断然大きな声に、何事かと知念のお母さんは出てきた。
母「侑李!どうしたの?そんなに息を切らして!
あ、大ちゃんいらっしゃい!」
いつも通りの返答に、まだ知らないんだと思って早く伝える。
知「涼介の!はぁっ、涼介のお母さんがっ........!はぁはぁ」
まだ息を整えきれていない知念の代わりに俺が言おうとしたら
母「侑李?
涼介って新しい友達の事?」
有知「え?」
嘘、だろ?
知「ち、違うよ!幼稚園からずっと一緒だった涼介だよ!
山田涼介!」
母「え?何言ってるの侑李〜、あんた幼稚園の時大ちゃんしかお友達いなかったじゃない」
何がどうなってるんだ。俺も知念も、知念の母さんが冗談を言ってるんだと信じたかった。
でも、知念の母さんは冗談も嘘も言ってる風には見えなくて、本当にただ山田と山田の母さんの事だけすっぽり記憶が無いみたいな。
バン!
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きんとき(プロフ) - 唯華さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年8月19日 11時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
唯華 - ありがとうございますっ!どしどし送らせていただきますっ!更新も楽しみにしてますっ!頑張って下さいっ! (2018年8月19日 8時) (レス) id: 6a7a6dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - 唯華さん» はじめまして!と、虜になって頂けましたか!?嬉しいです!ありがとうございます(o´艸`)どしどし送って下さい!励みになりますので (2018年8月18日 23時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
唯華 - はじめまして!唯華です。伶菜に紹介されて1〜2まで読みました!伶菜と明日香が言ってたのも分かります!もう私この作品の虜ですね。私も更新される度コメントして良いですか? (2018年8月18日 22時) (レス) id: 6a7a6dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - そうなんですか!?すっごく嬉しいです!気に入って頂けたら幸いです( ´ ▽ ` ) (2018年8月18日 21時) (レス) id: b08fba051e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きんとき | 作成日時:2018年7月1日 23時