月並みだろうと計略は出きる ページ27
…はい、さくらんぼ出してPCは落として終わりきれない作業片手にお話ししてる氷上初音でございます。
お話と銘打たれた尋問ですね、はい。
因みに頼りの綱のロマさんは別件…沢田家のアポとか部下の指示出しとかがあるということで先に行ってる。
俺とリボーンがいるなら心配ないとのことで。
「出方をうかがっていたら面白いもんが見れたからな。あれなんなんだ?」
「俺にきかれても知らんもんは知らん。気がついたら出来るようになってたってことしかわかんないからな」
「あれほど接触を嫌っていたのにあそこまで近付いた理由はなんだ?」
「無意識だ無意識。大体意識あったらあんなことできねぇだろ」
「だな」
「ちったぁ否定しやがれ」
俺が壊れた場面もばっちり見ていたようで、それに関してもマジでわかんないので知らないの一点張りを続けていた。
わけわかんなさはインド神話並なんだから仕方ない。
「ならいいか。この件はディーノに任せたのにこき使われてたしな。本題にはいるぞ」
リボーンもわかってくれたのかそういってからエスプレッソを一口飲む。
かか様、本当に客人は問答無用で出迎えるべきですかねぇ?
「こいつがファミリーの絆ってもんを試すんだと。何か良い案あるか?」
「んなぁるほどね。絆かぁ…俺そういうの永らく無縁だったしな」
少し考え込んだ。
絆というのはそれすなわち信頼ということになり、仲間となり、無条件で助けたいと思えるほどになる。
試すとなるとやっぱり…。
「綱吉誘拐するのはどう?月並みな案ではあるけど確実でもあるだろ」
これくらいしか浮かんでこない自分の低脳を恨みたい。
あとこのさくらんぼは美味しいさくらんぼであることが証明されました。
「まぁ、やっぱりそうなるよな。おいディーノ、並森に関するヤクザのゴシップあるか?」
「知るわけねぇだろ」
「初音は?」
先程のスレを思い返す。
情報にあったのはボンゴレマフィアの十代目候補の人間が住んでいるとか、中学校風紀委員がイカれてるとか、あとは警戒しとけとか。
その中の一つ。
弱小なヤクザで、仕切るほどには至らないけど委員長のリストにもマークされた潰すのに都合の良いもの。
「…桃巨会、たしかそんなやーさんが存在しないわりにそれとなく騒がれてるな」
「よし、名乗る組織はそれだな」
「桃巨会、か?実在しないのに騒がれるとか妙だな」
「多分そこらの不良がイキって出来たんでしょ。そこらにいるもんそういうの」
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作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時