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ページ23

俺は泣きじゃくった


とてもとても、泣いて泣いて、泣きまくって


誰も責める人なんていなかったでも同時に


誰も慰めてはくれなかった


理由は単純、誰もいないから



泣き疲れたのか、いつの間にか床に倒れていた


まぶたが重い、きっと疲れたんだ



ゆっくりまぶたを閉じて、夢の世界へと行った


このまま、ずっと


眠っていたい……


































「ねぇ、起きて、起きて!黒雪!!」


クロユキ「……ん…」


誰かに声をかけられる


俺は、起きたのか?でも、誰が俺を起こして…?


「僕だよ、ごめんね、ごめんね、黒雪…」


起こしてくれた者を見ると、兄さんを倒した


人間だった


クロユキ「っ!?に、人間!、お前、なんでここに…!」


「僕は、ただ、みんなを救いたかっただけ…、なのに、僕は…


リセットを…」


人間は、涙を流していた


…あぁ





こいつには、悪気があった訳じゃなかったんだ…



クロユキ「…大丈夫さ」ぎゅっ


「…!?く、黒雪!?」


クロユキ「…俺は、俺は、お前を許す、だから

そう、泣かないでくれ…」


俺は、もう大丈夫だから


「…ありがとう、黒雪、で、でも、でもね…?」


「おい、ちびっ子」


!!、こ、この声…!


クロユキ「兄さん!!」


「っ!だめ!黒雪!!」


俺は人間の言葉を無視して、兄さんに抱き着こうとした


人間の言葉を無視していなければ、悲しい思いはしなくて良かったのかもしれない


…俺は、兄さんをすり抜けて行った


クロユキ「…え…?」



「ごめんね、ごめんね、黒雪…僕たちはもう…


君という存在を忘れていってしまうんだ…」


クロユキ「え、え?ど、どういう…」


俺は少しでも自分を保とうと、無理矢理笑顔を作る


でも、口が笑っていないことが、自分でも分かる…


「思い出して?、僕たちはもう君のせいで

元 に も ど れ な い ん だ よ ?」


ここで本当に

目が覚めた

救い→←違う



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れい(プロフ) - 私も応援してるよ! (2020年8月20日 14時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
ちい☆(プロフ) - 面白い!頑張ってね! (2020年8月14日 4時) (レス) id: 8b477417ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キンポウゲ | 作者ホームページ:しーらね←  
作成日時:2020年8月13日 0時

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