四十四 ページ44
薬研「さぁて、見つかる前に見つけねぇとな。」
あれは……横隊陣か?ならば鶴翼陣が有利だが、ほかの者はどう見えるだろうか。
太鼓鐘「横隊陣だな!短刀4体と打刀2体か?」
そこまで見えるのか…すごいな。
おれも何となく見えるものの確定は出来ないからなぁ。
薬研「鶴翼陣だな。
いたいた、突っ込むぞ！」
薬研殿の合図で皆が敵に斬りかかってゆく。
俺の相手は打刀。最初にしては少し強いが、
相手の攻撃を避けられればどうってことないだろう。
「行くぞ」
やはり練度の差が垣間見える。
いくら自分の機動がほかの太刀より速く打刀と同等だとしても
練度の差でどうにかなってしまう。
それに少し掠っただけだと思いきや、読めぬ動きをされ軽傷を負ってしまった。
乱「お触り禁止ー!
ねぇ、何やってるの?こんな雑魚程度に傷つけられて…。」
おや、助けられてしまった。1人で倒すつもりだったのだがな。
これでは足手まといだ。
薬研「まぁまぁ、紫苑の旦那はこれが初陣だ。
いくら強くたって練度の差があるだろ?」
乱「……そうだね……。」
睨まれたってなぁ…一期一振殿のような威圧はあるが、そこまででは無い。
「すまない。次からは気をつけて早めに倒す。」
怯んだりはしないが、申し訳ないな。
秋田「紫苑さん。傷は大丈夫ですか?
もし大丈夫であれば次に進みましょう。」
「ああ、大丈夫だ。済まないな。」
秋田「いえ、大丈夫です。進みましょう。」
.
何とか中傷前で耐え、ボスまで来た。
やはりほかとは違う空気があるな。
少し不安になってきたが、ここで気を抜けば破壊される可能性がある。
気を引き締めていこう。
五虎退「あの…!紫苑さん。無理は、しないで下さいね…!」
「ああ、わかっている。ありがとうな。」
とは言ったものの、無理せねば耐えられまい。
倒せなくても時間稼げば大丈夫だと主が言っていた。
頑張ろう。
薬研「ぶっすりいかせてもらうぜ、逆行陣だな。
雁行陣で行くぜ！」
太鼓鐘「応！」
さっきまでの戦闘で色々学びはしたが、やはり動きが違う。
それに速い。中傷で保てれば上出来といったところか。
「強気に行こう」
.
ああ、なんだろうか、この感じ。血が騒いでいるのか?
心の底から湧き上がってくるような……。
「紫苑さん!!!危ない!!!!」
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あおぞらおおぞら - 美琴さん» ありがとうございます！更新速度は遅いけれど頑張ります！ (2019年3月23日 11時) (
レス) id: d4263e4fcb (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - あおぞらおおぞらさん» リア友おおおおwwwwwん"ん"っ失礼しました。たまにクスッと笑いながら読ませてもらってます！(？)更新頑張ってください！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 99eb379e1f (このIDを非表示/違反報告)
あおぞらおおぞら - はい！頑張ります！…………………………………………………………………………………リア友よ (2019年3月12日 16時) (レス) id: d4263e4fcb (このIDを非表示/違反報告)
エリィ(プロフ) - 更新頑張れヾ(*´∀｀*)ﾉ (2019年3月11日 18時) (レス) id: 0042403ad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱﾊﾟｰ | 作成日時：2019年2月17日 0時
