百五十七粒 ページ15
.
「…！着いた！」
さて、着いてしまった。
福岡である。
「さぁさぁ、とりあえずホテル行って荷物置いてから色々しなきゃだかよー」
福岡はツアー1日目の会場がある。
私たちはライブの数日前から現地入りした。
そしてもりさんに連れていかれたのは、普通のアパートのようなところだった。
まぁアパートメントホテルって言うし当たり前なのだが。
アパートメントホテルについてちょっと説明すると、アパートの部屋をホテルのように借りられる施設の事だ。
長期滞在する人が我が家のように使える、らしい。
というのは自宅にいるのと変わらずに自炊ができたり洗濯ができたりするからだ。
「はい、これが鍵ですよ」
そしてもりさんは大家さん？と思われる人から鍵を貰っていた。
この場合大家さんなのかは全くもって不明だが名称が分からないので許してほしい。
「ありがとうございます」
私たちは自分たちの部屋まで向かった。
「うわぁ！ひっろ…！」
みんな各々に部屋の中をくるくると見て回っている。
ワクワクしているのだろうか。
ふふ、楽しそう。
キャッキャと楽しそうに駆け回る彼らに頬が緩む。
とか言う私もすごく楽しみでワクワクしていた。
なんだか我が家よりキッチンが広いし。
ちゃんと調理器具もあるし。
色々と出来そうだ。
「あー、そうだ、寝るとこどうする？」
皆がわーわーと楽しんでいる中、莉犬さんがそう言った。
「あ」
皆が「どうしよう」と言いたげな顔をした。
「えーっとね、寝室は2つあるって書いてたからどこかにあるはずなんだけど」
そんな中もりさんだけは冷静に「どこかなー」と探し始めた。
「あ、ここ2つあるで！」
お兄ちゃんが見つけてくれたようだ。
どれどれ、とみんなで見に行く。
「…んー、これは、どうしようか」
しかしながら少しだけ困り事。
「まぁ、2部屋あったら均等にベットは置いてるわなぁ」
その2つの部屋には3人、4人ずつのベットが置いてあったのだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉犬猫 - ななもり。さんだけｉdでてます (2022年6月18日 20時) (
レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです！ (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかｌＤ出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ？みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます！ (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅうく | 作成日時：2020年4月19日 13時
