九十三粒 ページ6
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やばい、財布忘れた。
学習しない女ここにあり。
また忘れちったよ。
この前も忘れて取りに行ったら青木さんとこんにちはしたんだよなぁ。
そうあの、ころままにこんにちはしたのよ。
うわぁ、まじで私推しの隣に住んでるんだ。
よく生きてるな、なんて思いながら来た道を戻る。
ひゃー、また階段上がんなきゃだぁ。
とタンタンと階段を上がった。
が、こういういつもと違う何かが起こった時にはいつもハプニングが起こるようで。
ガチャ。
隣の部屋から推しが出てきた。
「あ…」
「ひ…」
やばい。
私の中でウォンウォン緊急事態警報が鳴り出した。
逃げなきゃ。
というか消え失せなければ、ということだけが頭の中にあった。
「失礼しました!」
と勢いよく頭を下げてUターンする。
「待って!逃げないでよ!」
そんな私を何故か彼は引き止めた。
やだかっこいい。
「何かあったから来たんじゃないの?」
ごもっともすぎる言葉にそろーっと振り返った。
でももうショート寸前だ…
「あ、えっと、お財布忘れて…」
そんな中でも言えたね、偉い私。
「そんなの取らなきゃ君が困るでしょ」
とため息をつきながら私の家を指さす彼。
「あ、はい、そうですね…」
ごもっともだよかっこいい…
「あと、さっきひって言ったでしょ?
人をお化けみたいに言って」
ぶくっと頬をふくらませている。
いや可愛いけどごめんなさいと言うかそのびっくりしすぎたというか…
「ご、ごめなさい…」
「うん」
うそ可愛い…
「あ、失礼します…」
私は再び頭を下げて自分の部屋へと戻った。
あーーー、頭と言動が一致しないよ。
無理しんどい。
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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか?? (2021年12月6日 22時) (レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時