百八粒 ページ21
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そして彼が取った行動。
どこからともなくタッパーを取り出す。
目の前にあるハンバーグを2つささっと詰める。
そして何故か彼は玄関へ。
「もりさん、あの、一応聞きますがどちらへ？」
いや、この場合私のお隣さんという選択肢以外ないが一応聞いた。
「ん？あれだよ、胃袋掴んじゃえ！ってやつだよ！」
ニコニコそんなことを言ってそそくさと出ていってしまった。
うん、いや、はい、
「いってらっしゃいませ…」
誰もいない扉の向こうへそう言う私を見てさとみさんが吹き出した。
「観念したか？」
だなんてケラケラ笑いながら聞いてくる。
本当に、なんでこの人たちはこんなに1つのことに執着するのだろう。
訳が分からない。
私がじとっと彼のことを見ているとさとみさんからこんなことを言われた。
「お前、なんでこんなに俺達はしつこいんだって謎に思ってるだろ？」
思いっきり図星だった。
だって、訳が分からないのはその通りだった。
スタッフさんだって居るはずだ。
そして私が夜のバイトを辞めたからって、まぁ、昼間頑張れば良かった話で。
謎すぎた。
不安だった。
「…まぁ、あれですよ。
ちょっと不安だなーって思ったり思わなかったり」
素直に彼にそう言うと彼がずいっと寄ってきた。
「俺らがそうして欲しいからいいんだっつーの。
お前、別に俺らがすとぷりとして活動してなくても助けてくれるんだろ？」
そうじっと見つめられ彼にそう言われた。
それは、多分、もりさんに言った言葉。
そしてそれは彼も例外じゃ無い言葉。
「…ふふ、じゃあ皆さんが納得したらですよ。
好きですから、助けてあげます」
最後にお酒を飲んだ夜、彼と約束したことを思い出してにひっと笑った。
しかし彼はふと真顔になってしまった。
あれ。
そしてまたすすすっと離れていった。
頭にはてなを浮かべていると彼ペシっと私の頭をはたいた。
「人間タラシが」
いや、なぜ叩かれた。
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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか？？ (2021年12月6日 22時) (
レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…！！神ではないですよ！？でも頑張りますね！ありがとうございます！！ (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか？私毎回読ませていただいてます！もうねこの作品は神です！これからも応援するので頑張ってください！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です！！ご自分のペースで更新されてください！いつまでも待ってます！ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます！(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅうく | 作成日時：2020年3月17日 23時
