百十七粒 ページ30
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ピコンッ
LINEの着信音が鳴った。
…ん?
_今日いい?みんな連れてっても
もりさんからのこのメッセージ。
みんな、というのが誰なのかはわからないがとりあえず即席でおっけいする。
「ん、ご飯食べるよね」
私の家に来る=ご飯食べに来る。
的なところはあるのでそういうことだろう。
その時昨日のことを思い出した。
ころんくんが来たからまとめてご飯炊いちゃったんだよなぁ。
どうしよう。
一人暮らしの私にとって炊飯器の電気代というのは大きい。
できるだけまとめて炊いて冷凍して使っている。
でもお客さんが来たら炊きたてをあげたいじゃない。
ね、そう、それで昨日はころんくんが来たら炊いちゃって。
いっぱいお米が余ってるのだ。
「…オムライスか」
ちょうどお昼時だ。
まぁ、まぁまぁいいでしょう。
冷凍庫から出したラップに包んだお米をポイッと電子レンジに放り込む。
ふんふんと鼻歌を歌いながらかるーく彼らが来るのを待つ。
ほんと、誰だろう。
もりさん、さとみさん、ころんくん、後は…?
ぼーっと考えているとその時ちょうどチャイムが鳴った。
ピーンポーンッ
え、早い。
LINE返信してから数分じゃないだろうか。
「はいはーい」
私はタンタンと玄関まで行き誰かを確認もせずにドアを開けた。
そう、開けた。
そしてそこにいらっしゃったのは4人の男性だった。
ん。
ん゛。
ん!?!?!?
「…まって、君あの時の?」
「え、いや、え…」
「いやいや、それより俺に反応してくれへん?そうなん?マジで言っとるん…?」
「いや、え、え、え…」
もりさん、ころんくんに連れられて我が家にやって来たのは、見覚えのある赤髪さんとお兄ちゃんだったんだ。
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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか?? (2021年12月6日 22時) (レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時