私、拾ったからには面倒見ます【すとぷり】

六十二粒 ページ22

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皆様こんにちは。
笹川Aです。



はい。
私ですよ。







かしこまってガチガチに緊張しております。








だって、ヤバいですよ。
うん、だって…









だって…









今日は握手会なんですもん…








やばいドキドキする。







推しくんになんて会ったことないし。
ほら、ライブとかも行ったことないのよ私。



緊張しすぎてさっきから手汗ヤバイ。
やだこれで握手したくない。
でも推しに触れてみたい。







矛盾した変態くさい発言。








もう焦ってるんですよ本当に…









だって握手会来たんだよ！！！！！








大阪、来た、大阪、まで、来た。








推しに会える…









さっきから何度も何度も、本当に同じことしか考えられない。









やばい…ころちゃん…会える…







そう、私の愛おしい推しくんは水色の王子様なんです。
ヤギさんでお猿さんでアマギフ大好きで。
でも優しいとこあったり真面目な考え方してるところもあったりして。
ほんと、かっこよくて可愛くて。
そんな人に会えるんですよ。
落ち着いてなんかいられない。








でもあの人確か潔癖症だったな…
ちゃんとウェットティッシュ持ってきてて良かった。
綺麗にしておこ。









そんなことしているとまた列が進んだ。









早くない！？









いつの間にかこんなに近くになってしまっていた。
近づいているという実感が心臓をバクバクと高鳴らせる。








でもそんな時、どこからが「ウ〇コウメェヨ」という汚らしい言葉が聞こえてきた。








まぁ紛れもなく桜田さん、というかさとみくんなんだけど。








クスッと笑いが零れた。
なーにやってんだろあの人。






いつもあんなにかっこつけてんのに。
あの人の握手会にもネタしてください！ってくるんだなぁ、なんて。









ちょっと緊張が解れた気がする。







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