【マギ】カシムへの愛が半端ないから二人の日常生活妄想を晒す

おでかけ(前編) ページ3

「ねー、忘れてたんだけどさあ」

今日は休日だ。二人でなんとなしに微睡んでいた所に
テレビの方を向きながら、Aはカシムに声を掛ける。

「今日保美だし、買い物行っとかないと」

カシムもまた、テレビに目をやりながら、ぽりぽりと頭を掻き、多少だるいが仕方ないというように立ち上がった。

「そーだな。なら車出すから準備しろ」

Aは、そう言われたのを確認し、出かける支度をする。
着替えて、軽く化粧をしている時、後ろからカシムがぎゅっと抱きしめてきた
Aはいきなりの出来事に多少戸惑うも、これはこれで幸せなので良しとした。

「なあに、甘えたくなった？」

「何でもねーよ、早くしろ。お前待ちだ。」

Aは、「はいはい」とだけ言うと、化粧の続きをちゃっちゃと終わらせ、持ち物の確認をし、身支度を済ませた。

「おわったよー、お願いします」

「はいよ。あったかくしろよ？今日最低気温-14度らしいぞ。」

「分かったけどカシムこそ寒いの駄目じゃん。ちゃんと防寒してよー」

「俺はAで暖まるから。」

「なにそれー」

なんだかんだ言って、二人ともお互いの身を案じて、小突きあいながら、仲良く談笑しながら、家を後にした。

〜そんな幸せな、恋人同士の１ページでした〜

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