【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの弐 (ページ47)

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旭川第七師団潜入大作戦開始ページ47

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尾形さんに騙されたり...
オハギを食べたり...

いろいろな事はあったけど
杉元さんと鈴川ニㇱパは旭川第七師団に潜入を開始した

役割としては鈴川ニㇱパが網走監獄典獄の犬童四郎助を、杉元さんは犬童四郎助の護衛をする看守を

ちなみに杉元さんには網走監獄の看守をやっていて、5年前家永という凶悪犯に顔をズタズタに食いちぎられ〝イヌドウ...〟としか言わない優秀だけど変な見た目の犬童の部下という細かい設定付きだ

そんな2人を外で見張るのは尾形さん
不測の事態を想定して外で待機している

今は脱走兵扱いだけど第七師団の事を誰よりも知っている
今回敷地内に潜入するのは杉元さんと尾形さんと鈴川ニㇱパだ

キロランケ「アシㇼパ、イナンクル、こっちだ。」

『はい。』

アシㇼパ「ここでいいのか?」

私たちは敷地内の外で白石さんを連れてきた杉元さんと尾形さんと鈴川ニㇱパを連れて逃げるための馬を用意して待機している

キロランケ「イナンクル、もう泣き止んだか?」

『はい、もう大丈夫です!!』

アシㇼパ「帰ってきたら尾形を殴ってやるといい。」

殴るなんて...
私にはできっこない...

キロランケ「とりあえずここに待機させよう。」

キロランケ「場合によっては移動しなければいけないからな。」

私たちは馬を敷地内のそばの茂みに待機させる

『作戦、上手くいくのでしょうか...』

アシㇼパ「杉元がある意味心配だ。」

キロランケ「杉元だけ門の前で待たされているかもな。」

確かに...
あの被り物を被って変な声で〝イヌドウ...〟としか言わないなんて不気味で出禁になっていてもおかしくは...

『いいえ...杉元さんならなんとかやり過ごせています。』

一応犬童さんの護衛として来ているのだから
きっと白石さんを連れて帰ってきてくれる

きっと...

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バン!!バン!!

バン!!

アシㇼパ「銃声!?」

キロランケ「なんだ、見つかったのか!?」

『見てきましょうか?』

アシㇼパ「なんだあれは!!」

アシㇼパが指を指すほうを見ると
白い何かが空に浮いていた

キロランケ「杉元たちが乗ってる!!」

『杉元さんたちが!?』

キロランケ「やっぱさっきの銃声はあいつらだ!!」

キロランケ「アレで逃げる気だ!!」

よく見ると杉元さんと尾形さんと白石さんと...

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