【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの弐 (ページ48)

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奪還ページ48

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『軍人さんがひとり乗っています!!』

キロランケ「追っ手か?」

アシㇼパ「助けよう!!」

アシㇼパはすぐに馬を走らせた

『キロランケニㇱパ、私もアシㇼパの援護をしてきます!!』

キロランケ「任せた!!」

私もアシㇼパの後を追って馬を走らせる

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アシㇼパ「イナンクル、杉元が戦っている!!」

『杉元さんが少し不利に見えます。』

アシㇼパ「私がアイツの気を逸らす、イナンクルは...」

『頭?』

アシㇼパ「いや、軍刀だ!!」

『はい!!』

アシㇼパは軍人さんに当たらないように近くの木に矢を放った
私は軍人さんが怯んだ隙に手元を狙って矢を放った

アシㇼパ「当たった!!」

私の矢は軍人さんの手元スレスレに当たり
軍人さんは軍刀を手放した

『危ない...』

ヘマをしたら軍人さんの額に刺さっていたかもしれない...

すると
紐を身体に巻き付けた白石さんが軍人さんを蹴り落とした

白石「あはははッ!!アバヨ鯉登ちゃん!!」

『白石さん...』

よかった元気そうで...

アシㇼパ「イナンクル、白石が木に突っ込む!!」

紐で空を飛ぶ乗り物にぶら下がっている白石さんの目の前には木が...

アシㇼパ「ちょうどいい、あの木に登って白石に掴まるぞ!!」

アシㇼパ「杉元たちの元へ行こう!!」

『了解です!!』

私たちは馬から木に飛び移り
急いで木を登り...

バキバキ!!

白石「イタタ!!」

ガサガサ!!

白石「痛い痛い!!」

痛がっている所申し訳ないけど
ぶら下がっている白石さんに飛び乗った

ガサッ!!

杉元「アシㇼパさん!!イナンクルさん!!」

アシㇼパ「杉元、尾形、私たちを引っ張れ!!」

杉元さんと尾形さんは私たちを引っ張り
空を飛ぶ乗り物に乗せた

『ありがとうございます。』

アシㇼパ「杉元撃たれたのか!?」

杉元「ああ...」

杉元さんは上着を脱いだ

アシㇼパ「肩の銃弾は貫通してるが左胸にはまだ弾が入ってる...」

『後で取り出しましょう。』

今は銃弾を取り出すことができないので
私は杉元さんの肩の止血を始める

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