傾国傾城 ページ31
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キロランケ「杉元、どうしたんだ!!」
杉元「荷物を全部まとめろッ!!」
杉元「地下は火の海だ!!すぐに脱出するぞ!!」
地下が火の海...?
キロランケ「待て!!アシㇼパが気を失っている。」
キロランケ「それにイナンクルの様子もおかしい...」
杉元「なんだって!?」
杉元さんは直ぐに私とアシㇼパの元へ走ってきた
杉元「アシㇼパさん!!イナンクルさん!!」
『すみません...私まで気を失ってしまって...』
杉元「顔色が悪い...気付けなくてごめん。」
『いえ...それよりもアシㇼパを...』
キロランケ「杉元、荷物をまとめたぞ!!」
杉元さんはアシㇼパを
キロランケニㇱパは私をかかえてホテルの外へ走る
階段を下りていると...
白石「爆薬を袋ごと火の中に落としちまった!!」
白石さんがそう言いながら走ってきた
爆薬を袋ごと火の中に落としたって...
すると突然階段の形が変わり
一気に下まで滑り落ちた
杉元「なんだこの仕掛けは!!」
アシㇼパ「...?」
キロランケ「大丈夫かイナンクル、どこか打ったか?」
『いいえ、大丈夫ですよ...』
白石「ヤバいヤバい!!早く外に!!」
仕掛け階段に驚いていた私たちだが
白石さんの声で我に戻り外へ走り出した途端...
ドオオオオオン!!
杉ア白キ「「「「...」」」」ﾎﾞﾛｯ
『ケホッ...』ﾎﾞﾛｯ
何かが爆発した
キロランケ「イナンクル...」
『えっと...』
『なんでこんなにボロボロなのですか私たち...』
杉元「ホテルが...爆発したんだ...」
私はホテルを見た
ホテルが見るも無残に崩れて炎上している
やっぱりホテル...
アシㇼパ「チンポ先生は?まだ出てきてない!!」
白石「チンポ先生?」
アシㇼパは完全に目覚めてチンポ先生を探している
そんなアシㇼパの姿をボンヤリと眺める
すると炎上するホテルが大きな音を立て崩壊した
ガラガラガラッ!!
アシㇼパ「チンポ先生え〜〜〜〜!!!!」
アシㇼパ「はっ!!」
するとアシㇼパはなにかを拾った
アシㇼパ「チンポ先生...」
杉元「ハンペンだろそれ...」
キロランケ「警察や軍も集まって来るぞ、面倒になる...」
キロランケ「ひとまずずらかろう。」
私たちは警察と軍に見つからないようにホテルから逃げ出した
アシㇼパは終始ハンペンを握りしめていた
あれから違うホテルに急遽駆け込み
難なく一夜を過ごせた
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月9日 22時
