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俺は物心ついた時にはもう父さんが居なかった
だから母さんに父さんのことを何度か話を聞いたことがある
例えば性格についてだ
母さん曰く、父さんは少し女々しい部分があったとか
最初に出会った時は女の子かと思うくらい可愛くて身長も母さんと同じくらいだったとか
因みに母さんの身長は168だ
女性にしては高い方だが男性からすると低いほうだ
だから父さんは余計に女に見られたとか
何だかんだそんなことを思っていると既に家に着いていた
まぁ、話はこれくらいにしてそろそろ明日の準備をしよう
朝にて
チュンチュンと子鳥のさえずりなどはここの都会では聞くことが出来ずいつもの母さんの優しい声で目が覚める
ふわふわと曖昧な目覚めをしつつも眠気から意識を戻すと母さんのいる方からふんわりと美味しそうなご飯の匂いがして
大「んっ…あぁ…朝かぁ」
母「今日からよ？大貴〜、起きなさーい」
大「今起きたー」
洗面器の前で立ち蛇口を捻り水を出しまず顔を洗う、少しだけ残っていた眠気も冷たい水により吹き飛び目が覚める
脳も起きたのか習慣として身についた歯磨きをする
スッキリミント味が口の中で爽やかに匂う
リビングへと向かいそこにはエプロンをしキッチンに立つ母さんがいた
母「さぁ、お食べ」
椅子に座りテーブルの上を見るとそこにはスクランブルエッグとウインナーこんがり焼かれた食パンにバターが乗っていてトマトときゅうりにレタスのサラダ 何かと豪華な朝ごはんなような気がする
明日はご飯かな？とか思いながら食べ進める
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作者名：夜神さん | 作成日時：2018年6月22日 12時
