サマーウォーズ〜OZのキングとクイーン〜

六話 ページ8

あ「なんか騒がしくない？」

佳「行ってみる？」

あ「うん」

僕たちは騒がしい居間へと急いだ

万助「何しに来た」

？「何しに来たって自分ちに帰ってきただけじゃねぇかよ」

あのひとは・・

あ「ねぇ、あの男の人、だれ？」

僕たちは物陰に隠れてそっと見ている

佳「・・・侘助おじさんだよ」

あ「へぇ」

万理子「どこがアンタんちだって！？」

侘「シシシッ、あいかわらずキツイな万理子さん。１０年前とかわんねぇ」

万助さんの顔が強張る

あ「ね・・ねぇ佳主馬、戻ろうよ・・・」

心配そうな顔をしているAと一緒に

僕たちは納戸へいそいだ

案の定後方から怒鳴り声が聞こえる

あ「っぅ〜〜〜・・」

Aは耳を抑えて辛そうにしていた

佳「大丈夫？」

あ「・・・昔の事、思い出しちゃった」

Aの家は家庭崩壊していたことがあるらしい

怒鳴り声が嫌いなのもそのせいかな

佳「もう寝ようよ」

あ「うん」


こうして僕たちは深い眠りに落ちていった

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