第8話 ページ9
「ねぇ、遥ちゃんは…その…不良とかには詳しいのかしら?」
カフェに入りながらアタシは遥ちゃんにそう質問した
「まぁ、ものすごく!とまではいかないっすけど…有名どころ?は知ってますよ!」
「…白い上着のチームとかって…あるのかしら?」
「白い上着…ロングならここら辺だと『黒龍』で、ジャンパーみたいなのなら『愛美愛主』ってところがありますね」
ロング…じゃなかったわね…あれは…とすると…その愛美愛主って所があのカレカノさん達をやったのかしら…
「?それがどうかしましたか?」
「こないだのその、アタシが相手してた不良…多分愛美愛主って所の不良なんだと思うわ…」
「…あ、たしかに…そうかもしれませんね…白い上着でしたね」
「…女の子に手を挙げるなんて…許せないわよね…」
「そっすね!最低っす!俺も見つけたらとっちめてますよ!」
シュッシュっとシャドーボクシングをする遥ちゃんに笑みが浮かぶ
「そうね…アタシね?小さい頃正義の味方になりたかったの…小学生のころ…こんななりでいじめられてた時、アタシを助けてくれた人がいたのよ…その人がとてもかっこよくてヒーローに見えたの…アタシの初恋♡」
「おぉ!姐さんの初恋の人!」
「けどね、その人強かったわけじゃないのよ?怪我だらけになりながらアタシに大丈夫?て聞いてくれたのよ」
「え、強くなかったんすか」
「そうなの!フフッ…おかしくてアタシその時笑っちゃったわ!…でも、そんな彼を見て、誰かを助けられるような人になりたいって思ったの」
そう言って遥ちゃんの方を見る
「かっけぇと思います!」
「フフッ…ありがとう」
「あんたが毒島雅成?」
突然後ろから聞こえた声に
咄嗟に振り向いた
そこに居たの金髪の前髪上げた男の子と辮髪の高身長の男の子
「えぇ…そうだけど…」
「あ、姐さん!この2人!東卍の総長と副総長ですよ!」
後ろにいた遥ちゃんがそう教えてくれる
東卍?
って…何かしら?遥ちゃんが知ってるってことは…有名なチーム何かしらね?
「アタシに何かご用?」
初恋の人はあの人です!
そして、オカマが総長副総長とエンカウント!
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あんこ(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます!! (2021年12月3日 18時) (レス) @page16 id: 994e17cc8d (このIDを非表示/違反報告)
しろにゃん(プロフ) - このお話面白くて大好きです!!マサねぇに一生着いていきます!!!(笑) (2021年10月10日 15時) (レス) id: 90e496a12f (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - enju1213さん» 読んでいただきありがとうございます!随時更新しますのでお待ちください! (2021年10月4日 19時) (レス) id: 6bb78ce58e (このIDを非表示/違反報告)
enju1213(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!マサねぇ好きです!カッコいいオカマ最高です!続きを楽しみにしています! (2021年10月3日 23時) (レス) @page15 id: ed66b0c783 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 紅蓮さん» ありがとうございます!マサねぇは押せ押せゴリゴリオカマってよりはちょっとひ弱だったけど強くなった系オカマを目指してます!笑 (2021年10月3日 10時) (レス) id: 6bb78ce58e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこ | 作成日時:2021年9月30日 14時