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32話 ページ33

沖田side

やっぱり、Aと喧嘩するのって楽しいでさァ。

というよりAと側にいて話すだけで嬉しい。

でも、きっとこいつは俺のこと男として

見てねぇんだろうなィ。

間接キスも余裕で出来てる時点でそうでィ。

確かめようと別れ際に告白をしようと思ったけど

花火の音にかき消された。

でもはっきり心で決めたでさァ

あいつの笑顔が見れなくなるのは嫌でィ。

俺は、恋人という位置を諦めて、

友達以上恋人未満というあいつを見守る位置に

つくことにした。

そこが俺に合ってるんだろィ…。

悪い奴からAを守る。

だが王子にはなれない。

そんな位置が俺に合ってるんでィ…。

悔しい、その王子の位置にはあいつがいる。

そう思うと悔し涙が1つ溢れた。情けねェや。

ジュースの缶を踏んづけた。

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作者名:ねこむぎ | 作成日時:2014年12月28日 22時

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