『あんスタ』白雪姫『男主』

オレンジ ページ41

休み時間、廊下を歩いていればある人にぶつかった



「うわっぷ？！」



「！あ！ごめんね！って君はしののんのことろの！」



オレンジ頭のそれは主人公だった。




「あ、たしか明星スバル先輩？」



明星「うん！スバルでいいよ、おれもトモって呼ぶし！」




ニコニコと笑う彼は初めて見たけど、やっぱりオーラが違う



明星「ねぇ、俺聞いたよ！Valkyrieに喧嘩売ったんだってね！」



「売ってないですよ！」


明星「でも宣戦布告はしたんでしょ？凄いよねぇ！」




まるで革命家みたいだね！と笑う先輩の瞳に影を見つけた

あぁ、この先輩はまだ引き摺っている



tricksterを


革命の星たちを



まだ革命の炎は消えきっていないのだ



ここにある



それならばそれを利用するだけのことだ




「ぼくはただ嫌なだけなの。


この学院の今が」



明星「え？まさか君･･･「だって創もにーちゃんも僕の大切な人笑ってないから」」



革命をするつもり？と言いかけたかれのことばにふたをした。


ちらつかせはしてあげるけど確信はあげない


だって革命を起こすのはあなただから。



革命家になるのはあなたなの。



「大切な人が笑ってない冷たい世界は嫌なんです。


僕にとってはそれが譲れないものだから


明星先輩にもありますよね譲れないもの。


ぼくはそれの為ならすべて捨てる覚悟がある


ちっぽけな僕は学院を変えるなんて無理です

だからせめて手が届く範囲でも守りたいし大切にしたいんです


後悔したくないから」



えへへ、と笑って見せれば驚いた顔をした彼はすぐにわらった



明星「トモってさ、よくホッケーから聞いてたんだけど、優しいね


それに、強いよ。じゅうぶんきみはつよい」




ポンッと頭に乗せられた手のひら



明星「俺にもあるよ、譲れないものは。


それを俺は忘れてたし、いや見ないふりしてたのかも知れないや傷つくのが怖くて


トモのおかげで思い出せたよありがとう」



「え？」



明星「時間が空いたからさ、すぐには難しいけど、俺も俺で譲れないもの


守り切りたいもののために命かけてみるや！


ねぇ、もしどうしてもダメな時はまた喝入れてもらっていい？」



「喝入れてって、僕何か言いましたか？」




明星「うん、そうだ！


トモ、トモはこの学院で変わらないでね」



そう笑って立ち去る彼は輝き出していた

伝説のアイドル→←緑色の彼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す