あなたに出会って

左目は... ページ21

｢こっち、来ないで!｣ ｢気持ち悪い｣ ｢お隣の赤月さんのお宅の子、人の心を読むとか噂があるらしいわ。本当、気味が悪いわ｣
｢あんたなんか、産まなきゃよかった!｣
...
そんな話を座って喜助さんに話していた
...

A｢なんて事があったんです...それで、まぁつらかったですね。｣
｢おまけに左目は右目みたいに黒じゃなくて、青なんです。すいません、こんな私のこと嫌いですよね
気味悪いですよね...｣
なんでだろう、涙が止まらないや。自分で言っておいてなにやってんだろう。

暖かい

私は思考回路がうまく働かないまま驚いていた

この状況を理解するのに5秒はかかっていたのかもしれない

だって抱き締められてるんだから

喜｢そんなことありません。嫌いなわけありません。あたしがAさんのそばにいます。
Aさんを悲しませないように、泣かせないように。貴方には、笑顔が似合ってますから。それに泣きたいときは傍にいますから、どんなときでも。｣
いつもより低い声でそう言った


あぁ、こんな人がいたんだ。私を大事にしてくれる人が...









それならちゃんと、傍に...私の傍にいてください。ずっと...ずっと...
貴方がいないと...いてくれないと、うまく笑えないんですから...

約束...→←お礼*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す