検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:14,298 hit

16 ページ16





それから廊下に出て、少し待っていると私たちD組の前に、A組、B組、C組が並んでいて、その後ろにはE組、F組、G組が並んでいる状態ができていた。


総勢200人以上の人が廊下に並んでいる光景を全部では無いけど一部見て、人口密度やばそう、とか勝手に思った。





私たちは今から、自分たちの教室のある3階から、体育館のある1階まで大移動をするらしい。


体育館で、入学式が行われるから、それに出席しなきゃならないんだって。





入学式に出席するお時間になったからなのかは分からないけど、横の方から私たちの先頭にいるA組の人達が歩き始めたのが確認できる。


そして、少しずつ列が動き出し、私も取り残されないように少し早足でその後を追いかけた。


……隣の裕太くんはマイペースに前の人とだいぶ間隔を空けて歩かれてますがね。






で、それから、階段を降りきり、無事体育館までついたものの、まだ新入生入場、って呼ばれていないからなのか体育館に繋がる外の長い廊下で待っているんだよね。



しかもそこは屋外で、、日陰で、春風が吹いてるはずなんだけど、思ってたよりも意外と強くて冷たいからなのか少し肌寒くて。

ブルっ、って少し身震いしてしまった。


なんか、ブルっ、って震えるのって犬みたいだな、とか内心思ったり。





そして、また隣からは話しかけられています。


先生に私語は慎め、って言われたのにね。

…まぁ、無視してるんだけど。



A〜、入学式緊張するね〜、って。

あぁ、俺なんかドキドキしてきちゃった、って。





……この人なんで話しかけてこないで、って言ったのに何も学ばないで話しかけてくるんだろう。



反応されなくて寂しく無いのかな…。









………ねぇ裕太、私の株も下がるから、本当に切実に話しかけてくるのやめて、。




そして、体育館の方から多分男の先生と思われる人が、新入生入場、みたいなことを言ったのが微かに聞き取れて、私たちの列はまた動き出した。

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百花 | 作成日時:2021年2月2日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。