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朝、散歩の時間になると目が覚める。
もう、散歩に行く必要はないのに。
あんなに朝が弱かったのに、早く起きることが普通になっているんだ。
ギュッと目を瞑って布団の中に潜り込んだけど、もう一度眠ることはできなくて、結局起き上がった。
しばらくして、レイとは別れた。
レイに心から笑ってやれなくなった。
レイといると、そのためにAを追い出してしまった自分を思い出し、気が緩むと、その事でレイを責めてしまいそうだったから。
『あの時レイがAのリボンに触らなければ。
あの時レイがちゃんと時間通りに来ていれば。
レイがAともっと仲良くしてくれてたら・・・』
そう、責めてしまいそうだった。
出かけるのがわかってたのに、家用のほどけるリボンを結んだのは俺なのに。
Aを追い出したのは、俺なのに・・
雅紀が、見ると思いだして辛いだろうから、と、Aのモノを全部段ボールに詰めてくれた。
冷蔵庫の中にあった腐ったイチゴも、俺の代わりに捨ててくれた。
でも、Aのモノを詰めた段ボールを捨てようとしたのは、それだけはやめてくれと止めた。
Aのモノを捨ててしまったら、まるでAのことも捨ててしまうみたいで嫌だった。
最後に酷いことをした俺の傍にいるのを、Aは嫌がるかもしれないけれど
それでも俺はまだ、Aに近くにいてほしかった。
段ボールは今もクローゼットの奥に眠ってる。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
