強めな執事 ２

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『 そうなのかなぁ…でも執事だからそうやって必死になったのかもしれないし。よく分からないや 』



聡「 …あ、噂をすれば。じゃあ俺いくね、ばいばい！ 」



満面の笑みで手を振りながら帰っていく聡くん


手を振り返していると後ろから小突かれる



風「 最近あいつ率高いな 」


『 聡くん？なんか境遇が似てて仲良くなったんだよね。優しくていい子だよ 』


風「…あっそ 」




あ、あれ…なんか機嫌悪い？




『 ねぇ、なんで機嫌悪いの 』



風「 別に悪くねーから 」


『 悪いじゃん。なに、ヤキモチ？ 』



風「 は？寝言は寝て言え。それとも今寝てんのか？ 」



『 寝てないから！ 』





風「 …鈴、ちゃんと付けとけよ 」


『 あぁ、うん、ありがとう。可愛いよね！ 』


風「 猿除けだから、猿が近づいたらそれ鳴らせ 」


『 猿！？そんなの普通に生活してて出会わないから 』



風「 そうか？俺すっげー会ってるけど 」


『 …え？なに、どういうこと？ 』



風「 さっきも会った。昨日も会った 」



『 いや、全然意味わかんないから！なんのこと？ 』





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