【名前変換オリジナル】先生こーりゃくっ！！ (ページ25)

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22話ページ25

「あ、あとA」
「はい」
「お前、練習後にちゃんとケアしてないだろ。ちゃんとマッサージとかやれよ」
「……だって、やり方知らないですもん」

正直に言うと、狙った。
俺が教えてやるよ、的な感じになんないかなーと。
……まあ現実はそう甘くないだろう。

「……今日用事あるか？」
「え？ないですけど……」
「じゃあ教える。挨拶終わったらもう一回ここに来い」

……かつて、こんなに計画が上手くいったことがあっただろうか。

「……今日で死ぬかもしれない」
「は？どういう意味だ」
「いや違います先生のマッサージが嫌なわけじゃなくて……」
「結構。痛くしてやろう」
「やめてくださいしんでしまいます」

……………………………………………………

体育館の隅にマットが敷かれている。

「そこにうつぶせになって」

言われた通りにマットの上に寝っ転がる。
心臓がばくばくいってうるさい。

「じゃあ始めるぞ」
「はい」

足を軽く持ち上げられ、ふくらはぎの後ろをきゅうっと押される。

「……っ、ふっ、先生」
「なに？」

気持ちいいでも痛いでもない感覚。

「……くすぐったいです」
「…………くすぐり弱いのか？」
「はい。……っあははははっ！ちょっと先生！！」

足の裏をくすぐってきた先生を振り返り、怒鳴ろうとしたが、またくすぐられて何も話せなくなった。

「先生、ちょっと、ふぁっ、ぁはははっ！」
「……面白いな」

しばらくしてやっとくすぐるのをやめてくれた先生はまたふくらはぎのマッサージを始めたが、一度笑ってしまうと我慢が効かない。

「は、ひゃはははっ！やめ、先生、もういいですっ！」
「まだほとんど何もやってないだろ」