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そこからの戦いは伊之助の提案で二手に別れることにした。
私は伊之助・善逸とともに帯鬼の堕姫。
炭治郎・宇髄は鎌使いの妓夫太郎だ。
「…妹はやらせねえよ」
だが上弦だ。
そう簡単には上手くいかない。
堕姫の攻撃の合間に、妓夫太郎の血の斬撃が飛んでくる。
「全部見えるわアンタたちの動き!!兄さんが起きたからね!これがアタシの本当の力なのよ!」
それは''堕姫の力''ではなく''妓夫太郎の力''だが。
確実に強くなったのは確かであり、煽れば被害が拡大すると思い心の中に留めておいた。
それよりも、自分の毒の巡りがはやくて思うように動けない。
しかも先程よりも鬼の攻撃の重さも酷く、血の刃が多く飛んでくる。
頸は2人に狙ってもらう方が良いかもしれない。
「くそォオ!蚯蚓女に近づけねェ!とくに血の刃がやべえ!掠っただけでも死ぬってのを肌でビンビン感じるぜ…!!」
『伊之助と善逸のどちらか!私が通り道を作るからあの女の鬼の頸を狙って!!複数の方向かもしくは相当な速さがあれば斬れる!』
鬼の頸は極端に柔らかい。
だが丁度よく2人ともどちらかに当てはまっている。
伊之助は二刀流、善逸は攻撃が誰よりも速い。
あんなに頑張って鍛錬をしたのだから、絶対に斬れるはずだ。
「複数の方向なら二刀流の俺様に任せておけコラァ!!3人なら勝てるぜェェェイ!!」
『わかった!善逸、伊之助を援護しよう!』
「よし!」
伊之助は自信満々に一気に走り出す。
その通り道で善逸と私は、鬼の攻撃が当たらないよう型で防ぎ続ける。
そして伊之助はそのまま直進し、鬼の頸に刀を当て勢いよく斬った。
『よし!よく斬った伊之助!!』
「頸頸頸!!くっつけらんねえように、持って遠くへ逃げるぞ俺は!」
『気をつけて!』
「おうよ!」
伊之助は堕姫の頸を持って全速力へ遠くへと走って行く。
宇髄たちの方へ加勢しに行こうとしたが、次の瞬間、伊之助の背後に妓夫太郎が現れ心臓辺りを一突きした。
どうしてここに妓夫太郎がいるのだ。
宇髄が戦っていたはずでは…。
「伊之助ー!!」
「炭治郎危ない!!」
なぜか炭治郎まで此方に来ている。
宇髄の場所を確認しようと周りを見渡した瞬間、目の前に帯が現れ何とかある程度攻撃は防いだが、そのまま私は遠くへ吹き飛ばされた。
『…っ!』
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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これかどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月24日 13時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - Suzuさん» 更新した瞬間に見てくださってありがとうございます…!一瞬で間違い気づきました…ご指摘もありがとうございます!! (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - めっちゃ読みやすくて大好きです!もう宇髄さんがカッコ良すぎて……さすがです! 竹刀を渡すところ、炭治郎が誕生日になっています(小声 (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます!更新はまばらですがこれからもよろしくお願いします! (2022年1月22日 11時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 今日読み始めたのですが、宇髄さんカッコよすぎますし、ストーリーも読みやすくて一気読みしてしまいました!!更新楽しみにしています! (2022年1月18日 21時) (レス) @page30 id: dc480b39e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚 | 作成日時:2022年1月8日 14時