【鬼滅の刃】愛され系少女は２倍狙われている。

46 LOVE ─ 機能回復訓練 ページ2

【 A side 】






「･･･！おき･･･ぉ･･････！」







優しい声、炭治郎･･･？


意識が戻ったのは良いけど肺を大きくする度に肋の部分が痛んで苦しい。そんなに酷かったんだ。







『･･･った、じろ･･･、ぜんい、つさん･･･？』



善逸「！？Aちゃん目覚ましたァァ！！」



炭治郎「A！良かった！怪我はしてるが、
無事で良かった･･･！」







炭治郎は善逸さんのベッドから私の横たわっているベッドによじ登ってきた。


芋虫のように。







『えっ、身体大丈夫･･･？こほっ、』



「Aさんはご無理をなさらず！貴女は肋にヒビが入っていて、もし今呼吸を使ったら肋粉々になりますからね！」







私はアオイといいます、と言ってテキパキと私の怪我の状況を触診している。


･･･擽ったい。







善逸「ええええ！？Aちゃんのやっぱりそんなにひどい怪我なの！？てゆか、怪我してるAちゃんも可愛すぎる！！触診羨ましい！！変わっ、ヒィィ！！」



炭治郎「善逸･･･。」



善逸「ごめんってば!!俺が悪かったよぉ!!そんな目で見ないでくれよ炭治郎ぉぉぉ!!」






炭治郎に冷たい目を向けられてあたふたとする善逸さんを他所に、反対側に目を向けると伊之助がいた。


でもなんで何も言わないのか気にな･･･、







伊之助「起キテ良カッタ、ゴメンネ弱クッテ」



『!?声っゴホッゴホッ!!』



アオイ「!!大丈夫ですか!?」



善逸「今喉がえらいことになってるんだよ、それに落ち込んでいるのかすごい丸くなってるんだ。ウィッヒヒッ！」







･･･伊之助も大概だけど、善逸さんもだった。







『あっ、そうだ、私冨岡さんに気絶させられたんだった！那田蜘蛛山、どうなったの？』



炭治郎「あぁ、そっか。そうだったな！少しだけど教えるよ、その後のこと。」

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