廿伍話 ページ26
...A視点...
炭「禰豆子ォ!!」
不死川さんがやることを察した炭治郎君は咄嗟に禰豆子ちゃんの名前を叫んだ
炭「やめろーーーっ!!」
炭治郎君が叫んだ瞬間、伊黒の肘が炭治郎君を押さえつけた
炭「かっ...」
そして不死川さんが箱を三回刺した
不「出て来い鬼ィィ!!お前の大好きな人間の血だァ!!」
不死川さんはそう言うと箱の扉の部分を壊す
ゆっくりと立ち上がる禰豆子ちゃんの着物には血が滲んでいて、口からは涎が溢れ出ていた
大丈夫だろうか...
不死川さんは確か稀血だったはず...
それなら余計耐えるのが辛い筈...
禰「フゥ、フゥ、フゥ...」
禰豆子ちゃんはただ不死川さんの血塗れの腕を眺めていた
し「伊黒さん、強く押さえすぎです。少し弛めてください」
炭治郎君を強く押さえつけている伊黒さんにしのぶさんが注意した
伊黒「動こうとするから押さえているだけだが?」
伊黒さんはそう言うが体からミシッミシと音が聞こえる
し「...竃門君、肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」
宇「血管が破裂!!いいな!響きが派手で!!よし行け!破裂しろ!!」
しのぶさんが真面目に注意したのに一人おかしな人がいる...
悲「可哀想に...何と弱く哀れな子供...南無阿弥陀...」
『伊黒さん...やりすぎです。しのぶさんの言ってた通り...力を弛めてください...』
伊黒「何だ、結局藤鬼も此奴らを信用するってわけか」
『そういうことじゃない...』
炭治郎君を見ると、「グ...、ウゥ...!!」と必死に伊黒さんの拘束から抜け出そうとしていた
炭「ガ ァ ア...!!」
血管が破裂すると言われても尚、呼吸を使って動こうとする炭治郎君にしのぶさんが「竈門君!!」と注意する
そして、ブチブチッと音を立てて炭治郎君の腕を縛っていた縄が切れた
それと同時に炭治郎君を押さえつけていた伊黒さんの腕が何者かによって掴まれる
その正体は...冨岡さんだった
炭治郎君は激しく咳き込みながらも縁側の方に行き禰豆子ちゃんの名前を叫ぶ
禰「!!」
禰豆子ちゃんは一度炭治郎君の顔を見てまた、不死川さんの腕を見つめる
そして...__
. 禰豆子ちゃんは「襲わない」とでも言っているかのようにそっぽを向いた
『...』
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵羽〜best friend group〜(プロフ) - イラストがすごく綺麗です!お話も面白いし夢主ちゃんも可愛いです!この作品に出会えて本当によかったです!(* ´ ▽ ` *)応援しております!頑張ってください! (2020年6月3日 22時) (レス) id: bccf6ec4c9 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ぺるさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!イラストの方も楽しみにしててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ブラックキャット0626号さん» コメントありがとうございます!これからもイラストもお話も頑張るので楽しみに待っててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - イラストが上手すぎます…しのぶさんと夢主が喋ってる感じのがとくにかわいかったです! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
ブラックキャット0626号 - イラストも、お話も好きです!!更新頑張ってください! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:焔 | 作成日時:2020年4月20日 16時