鬼の瞳隠して人の瞳隠さず

廿肆話 ページ25

...A視点...





炭「え！？でも＿＿」


宇「どんな姿だった！？能力は！？場所はどこだ！？」



炭治郎君が何か言おうとしていたけど宇髄さんが遮るように話し出した



宇髄さんが勢い良く立ち上がったため、その衝撃で甘露寺さんが倒れてしまった



助けてあげようと思ったけど冨岡さんが手を差し伸べていたので大丈夫そうだ




時「戦ったの？」


不「鬼舞辻は何をしていた！？根城は突き止めたのか！？」



不死川さんは炭治郎君の髪の毛をぐいぐいと引っ張りながら炭治郎君に問い掛けていた



炭「...」



不「おい！答えろ！！」


宇「黙れ！俺が先に聞いてるんだ！！まず鬼舞辻の能力を...」





この時、私たち柱はピタッと止まった





お館様の口元には人指し指が立てられていたからだ








お館「鬼舞辻はね、炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ。その理由は単なる口封じかもしれない。

私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない。



恐らくは禰豆子にも鬼舞辻にとって予想外の何か(・・・・・・)が起きているのだと思うんだ。




. ...わかってくれるかな？」







宇「...」

煉「...」






彼奴(・・)が炭治郎君に...



一体何が禰豆子ちゃんを変えたのだろう






不「わかりませんお館様！人間なら生かしておいてもいいが鬼は駄目です。承知できない！」






不死川さんはこれでも納得いかなかったようで、いきなり立ち上がり自身の腕を刀で斬った






『！！』




炭「！？」







何をする気...







不「お館様...！！証明しますよ、俺が！鬼という物の醜さを！！」



お館「実弥...」






すると不死川さんは腕から垂れている血を禰豆子ちゃんの入っている箱にボタボタと垂らし始めた





不「オイ鬼！！飯の時間だぞ！喰らいつけ！！」


炭「！！」






血を垂らしても禰豆子ちゃんが箱から出てこないのを見た伊黒さんが話し出した



伊黒「不死川、日なたでは駄目だ。日陰に行かねば鬼は出て来ない」



どうやら伊黒さんも不死川さんと同じく全然納得していないようだ





不「お館様、失礼仕る」






不死川さんはそう言うともの凄い速さで伊黒さんの言ってた通りに日陰になる場所、お館様の屋敷の中に入った





そして不死川さんは箱に向けて刀を構えた





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大正コソコソ噂話

文字数的に何も書けない...

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