146.天使 ページ10
なにやら言い争いが聞こえてきて私は目を覚ました。
実弥さんの背中越しから見える蜜璃さんとしのぶさん、そして上弦の鬼。
ん?なんかこの鬼会ったことある?不思議とそんな感じがするけど、思い出せない。
『しのぶさん、蜜璃さんちょっと待って!』
胡「Aさん!?」
甘「起きてたの!?」
『さっき目覚めました。お二人は、みなさんは何をそんなに怒ってるんですか?』
甘「Aちゃん、覚えてないの?この鬼のこと...」
『わかりません、会ったことがあるのでしょうか?』
すると隣にいた小芭内さんが口を開いた。
伊「お前、記憶操作ができるのか?Aからお前と出会った記憶を消したな?」
「だったらなんだっていうのかな?」
時「なんてやつ...」
『あなた、名前は?』
「お前に話す意味がない。」
『どうしてこんなことするの?』
「人間だった頃、俺には彼女がいた。その彼女は鬼に喰われた。そして俺の記憶は消えた。だから、あの時幸せそうに見えたお前から記憶を消し、大事なものを奪った。」
胡「自分が辛い思いをしたからといって人を傷つけていい理由にはなりません!」
甘「そうよ、Aちゃんに恋心返してよ!」
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年7月5日 17時