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145.許さないんだから! 甘露寺side ページ9

甘「伊黒さん、まさかこの鬼が...」


伊「そのまさかだ。Aから恋心を奪った鬼だ。」



な、なんてこと。この鬼だけは許せない。今すぐここで頸を斬ってAちゃんを戻してあげたい。



「大事なものを奪われたのに呑気に寝てるなんて。」


胡「あなたには関係ありません。Aさんを傷つけておいて許しておけません。あなたはここで私達にやられる運命なんです。」


「こいつがいないとなんにもできない柱共が俺に勝つ?仇をとる?は、笑わせるな!」


不「な、なんだとォ!?」


甘「し、不死川さん挑発に乗ったらダメよ!」



今にも斬りかかりそうな不死川さんを止めに入る。



甘「ねぇ、鬼さん。こんな言葉を知ってるかしら?人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて地獄に落ちろってね。私は貴方を許せない。絶対に。」


「柱って威勢のいい女揃いなんだね!そこで寝てる女も威勢だけはよかった。弱いけど。」


甘「Aちゃんを侮辱しないで!Aちゃんのことなんにも知らないくせに偉そうに語らないでもらえる?私、意地悪な人は嫌いなの。キュンキュンしないの!」


胡「そんなに死に急ぎたいならお望み通り私の毒で殺 してあげましょうね。」



しのぶちゃん、怒ってるみたい。珍しいわね、かっこいいわ。ってときめいてる場合じゃないわ。早くこの鬼を倒さなければ!

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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年7月5日 17時

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