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144.返せ 時透side ページ8

上弦の壱を倒し、不死川さんの背中でぐったりしてるAさん。


胡蝶さんの薬が効いたのかさっきよりは苦しくなさそうだ。


不「胡蝶、Aの体力はどれくらいで治る?」


胡「まだ使ったことがなかったのでわかりませんが、早ければ一時間ほどで元に戻ると思います。」


悲「嗚呼ということは怪我は出来ぬということだ。胡蝶と星歌ばかりに負担をかけるわけにはいかない。」



悲鳴さんの言う通りだ。二人は今まで以上の負担を負ってるわけでAさんに関しては怪我までしてる始末。



甘「あ、伊黒さん!しのぶちゃん達と合流したわ!」


伊「皆、無事か。」


胡「Aさん以外は無事です。」


甘「Aちゃんは寝てるのね。」


胡「こればかりはしょうがないです。」



しょうがないことかもしれないけど、Aさん前に比べて格段に体力や技術がアップしたよね...不死川さんが支えていたとしても上弦の壱の頸を斬ったのだから。



不「煉獄や冨岡達はまだ先か。」


伊「早く追いつかなければならない。」



「すごいね、さすが柱。ここまで残ってるとはね。」


伊「お前は...」



いきなり目の前に鬼が現れた。そして伊黒さんの顔つきが険しくなった。



伊「Aの大事なものを返してもらおう。」



まさかこいつが...Aさんの恋心を奪った張本人?

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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年7月5日 17時

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