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時透無一郎END ページ42

今日はむいくんの御屋敷にお邪魔してた。


私の膝の上にはむいくんの頭。


そう、膝枕である。



『むいくんいつまでこの状態?』


時「え、永遠に。」



足痺れちゃいますけど!?



『むいくんの髪は綺麗ですね。』


時「ん?そうかな。」


『女の子の私からしても羨ましいです。』


時「Aさんも綺麗だよ。髪も顔も...」



急に起き上がって私に顔を近づける。



『む、むいくん!?近いよ?』


時「近づけてるんだから、当たり前でしょ。ねぇ...Aさん僕、Aさんが好きだよ。」



むいくん、覚えてたんだ...あの時の約束。


私があの時は返事出来ずにいた。


むいくんは私と自分の好きは違うと言っていてそのことについてずっと考えてた。


考えれば考えるほど私とむいくんの気持ちに違いはないと気づいた。



時「やっぱり年下だから?僕が年下だからダメなの?」


『違うよ。前にさ、むいくんが僕の好きとAさんの好きは違うって。』


時「え?違うでしょ?」


『違わないの。同じ好きなの。恋愛面で一人の男の子としてむいくんが好き!』



私がそう言うとむいくんは私を抱きしめた。



時「やっと同じ気持ちになれた。」


『待たせてごめんね。』


時「待った甲斐があったよ。これからは恋人としてよろしくね。」



おでこを合わせて笑いあった。



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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年7月5日 17時

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