ココロソマリ肆【鬼滅の刃】 (ページ33)

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栗花落カナヲEND ページ33

私が目を覚ますまでの半年カナヲちゃんはしのぶさんから薬をもらい少しずつ視力が戻っていた。

栗｢Aさん、桜が綺麗ね。｣

『ふふ、そうだね。』

私とカナヲちゃんは同期であまり関わることはなかったけど今ではすごく仲のいい親友。

栗｢Aさんあのね...｣

何やら下を向いてモジモジし始めたカナヲちゃん。

『ん？どうしたの？』

栗｢Aさん...Aさんは師範と仲がいいけど...これからは私も仲良くしたいです。｣

何を言い出すかと思えば...私は仲良しのつもりだった。

『もう、仲良しだよ？カナヲちゃんのこともしのぶさんのことも大事に思ってるの。』

栗｢Aさん！私、怖かったの。失明して、何も見えなくなって...師範やAさんが離れていってしまったらって思うと怖くて。｣

『そんなこと、思わないよ。離れていかない、隣にいるから...』

私がそう言ってカナヲちゃんを抱きしめた。

『ほら、ここにいるでしょ？』

私の腕の中で泣いてるカナヲちゃん。

『私は笑ったカナヲちゃんが好きだな～ほら、笑って？』

栗｢うん...これからもよろしくお願いします。｣

ずっとこれからも私達は仲間であり、親友である。

終