きらめく流星群の下、君に永遠の好きを誓った。

Meteor２ ページ2

「あ、見て。カンミニと姉」


いつもそう。二人で歩けば皆私達のことを「カンミニと姉」と言う。

私はおまけなの？って言いたくなってしまうけど

今となってはどうでもいい。


「ミニやっほー」

「おはよ」

「課題やった？忘れたから見して」

「何でいつも俺なの」


いつも人に囲まれているミニと、周りに誰もいない私。

私達は姉弟なのに、正反対だ。


「なんかさぁーいつも思うんだけどカンミニと姉、似てないよね」

「確かにー。性格とか正反対じゃんね」

「あれほんとに姉弟なの？」

「ちょっとーやめなよ」


ああ、鬱陶しい。

別に私とミニが似ていようが似ていまいが

姉弟だろうが姉弟じゃなかろうが、あんたたちに関係ないじゃない。

本当にこの世界は生きづらい。



「あーまじ体育だっるー」

「やりたくないわ」


何で皆そんなに体育をやりたがらないんだろう。

やりたくてもやれない人に、失礼だとか思わないんだろうか。


「・・・Aちゃんはいいよねー。

　 いっつも体育休んでるし」

「えーでも一年のときはやってたじゃん」

「二年になってからサボってるってこと？

　 いいなー私も体育サボろっかなー」


聞こえてないと思っているのか、聞こえているとわかった上で言っているのか。

何にせよ私は体育をやりたくなくて休んでいるわけじゃないのだから

そんな言い方される筋合いはない。

というか私自身の問題に他人が入ってこないでほしい。

何で人は関係のない人に関わろうとするのか。

人のことじゃなくて自分のことを気にすればいいのに。

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