１１日目 天使と勢い 続 ページ12
『え、やばい、好き。』
こんなに幸せで大丈夫か？
――――――
side: 天塚
「…天塚の事が好きだからだよ。」
一瞬何を言われたか分からなかった。思考が停止して、目を数回パチクリさせながら相澤先生の方を向けば、その顔はほんのり紅く染まっていた。
『…せんせ、それ本当ですか？』
「…まあ。」
てことは、俺と先生は両想いだったって事？もうそんなの嬉しくならない訳が無いよね？こんなに幸せな思いして良いのかな？
『嬉しい…先生大好き〜。』
「他の奴らには内緒な。」
『うん！約束する！』
これは俺と先生だけの秘密だ。とてつもないくらい喜んでいると、先生はそろそろ寮に戻ると言って玄関の方に向かう。
『さようなら先生、また明日！』
「ああ、また明日な。」
扉まで見送りに行きさようならの挨拶をすれば、先生は俺の頭に手を軽くのせて髪の毛をくしゃくしゃと撫でた。ああ〜幸せだ〜。
『あの、いつか教師寮に遊びに行っても良いですか？』
「……こっそりな。」
少し考えてから先生は小さい声で答えてくれた、いつか絶対バレないように教師寮に遊びに行こうっと。扉が閉まり、俺はスキップをしながらエレベーターへと乗り込んだ。
『うわ〜幸せだ〜。』
エレベーターの扉が開き、俺は浮かれた気分からか身体がふわふわと宙に浮いた。翼で自分の身体を包み込むようにして部屋まで浮きながら移動すれば、突然隣の扉が開いて爆豪が変なものを見る様な目でこちらを見た。
「…天塚お前何してンだ。」
『えへへ〜、なんでもな〜い。』
静かにベッドの上に乗り、そのままタオルケットを被って枕に頭を沈めた。
『…え〜、これ本当にヤバくない？相澤先生と付き合ってるんだ、俺…。』
先生と生徒と言う関係でしかも男同士。断られる可能性しかないのに返事はまさかの肯定。こんなのますます授業とかに集中出来なくなっちゃうな〜。
『うう、でも切り替えていかなきゃ…。』
しかしそんな事思っても浮かれてしまうのは仕方ない。さっきまでの余韻がいまだに残っており、なかなか寝付けない。ああ〜、誰かに言いたい！言いたくて仕方ない！でもこんな事バラしたら先生に迷惑が掛かるのでそんな事出来ない。
『秘密って、つらい…。』
そんな事を考えているうちに意識は沈んでいき、今日は終わりを告げた。
――――――
永遠に幸せであれ(お話は普通に続きます)
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
