１２日目 天使と肩こり ページ13
『付け根痛い…。』
「天塚大丈夫か？」
電撃ビリビリマッサージ
――――――
個性強化の授業が終わり皆が帰りの支度を進めている時、１人だけノロノロと行動する生徒が一人いた。最近翼をよく使う天塚は、ここ最近肩こりのようなものを感じるらしい。
「気をつけて帰れよ。」
ＨＲ終了の合図を聞き、みんな寮へと帰り始める。天塚も自分の鞄を握り、疲労で疲れ切った身体を引きずる様にして寮へと足を運んだ。
「天塚相当疲れてるな…もう今日は休んだらどうだ？」
『上鳴…いや、そうしたいんだけどさ…ここ最近翼の付け根が痛くて…。』
ペンで文字を書くだけでも背中が地味に痛む為、休息よりも出来ればマッサージでもしたい所だが、場所は肩甲骨の辺りなので自分ではとてもじゃないが出来そうにはない。
『上鳴さあ、ちょっと背中の所マッサージしてくれない？』
「おう任せろ！」
『もう今日は何もしたくないし、先に風呂行ってくる。上がったら連絡するね！』
天塚はダッシュで風呂を済ませ、自室に戻り髪の毛も乾かし終えた。“終わったよ”と上鳴にメッセージを送れば“今からそっちいくわ”とすぐ返信が来たので、部屋の鍵を開けておく。しばらくするとすぐに上鳴がやってきた。
「よ、手短に済ませて早く寝るか！」
『うん、よろしく〜。』
ベッドにうつ伏せで横になり、上鳴は天塚の背中に跨って背中を軽くほぐし始める。相当力を抜いているのか、肩甲骨から生えている翼はペタンと垂れていた。
「痛くないか？」
『うん、大丈夫。翼のとこほぐしてくれない？』
「おっけー。」
天塚の要望通りに翼の付け根に手を伸ばすと、そこは相当凝っていたのか結構かたくなっていた。授業の他にも個人的に切島達と特訓をしている事は知っているので、頑張った証拠だなーと上鳴は頷きながら肩甲骨の辺りをゆっくりほぐす。
『へえ〜めっちゃいい。上鳴ってマッサージ得意なの？』
「んー、いや、別にそんな事ないと思うけど…子供の頃親に肩たたきしてたくらいだよ。」
『でも凄く気持ちいいよ〜、将来は副業でマッサージ屋開くのもアリじゃない？』
「天塚が常連になってくれるんならやろうかなー、なんて。」
笑いながら言った上鳴だったが、マッサージを受けている本人は相当疲れていたのか、気づいた頃には寝息を立て始めていた。
「いや寝てんのかよ！」
副業でマッサージ屋を営むのも悪くないなと思った上鳴であった。
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
