検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:16,899 hit

ページ36

- Yuki side -


「どうしたん?それ。」



「どれ?」



「その筆箱。」



「あー、これ?夕にもらったの。誕生日プレゼント。」


別に、たいしたことないよ、という表面的な表情を見せながらも、心臓バクバク。



あー、やだやだ。


これ、絶対顔赤くなってる気がする。



「もらえたんだ!よかったじゃん!って、顔赤っ!」



案の定。。。。



「え、そう。。。?」





「話変わるけどさ。」



「うん。」



「明後日、勇也くるよ。湊と。」


「あ、そーなん。」



別に、それをいちいち報告しなくてもいいと思うけど。



心の中でつぶやく。


だって、もう、勇也なんか、この家に住んでるのってくらい来るじゃん。


もう、ほぼ家族だし。


物心ついたときから勇也いるし。


「勇也ってさ、私が生まれた日、いたの?」


「うん。いたけど。」


ほら、生まれたときからいたらしいし。


それで、勇也の親友、湊。


勇也が中二くらいに仲よくなり始めたから、家には一、二かいは来てる。


呼び捨てだけど、一応先輩なんだよね。



「お姉ちゃん。」


「ん?」


「湊のこと、好きなんでしょ。」


「はあ?!そんなわけないじゃん。あんた、頭大丈夫?」


「大丈夫ですけど。」

「湊、すっごいプレイボーイだし。今も確か彼女いたと思うよ。」


「あ、そうだったんだ。知らなかった。でも、あの顔してるしね。」


「ほんとだよね、言えてる。でもさ、私の立場、いいのか悪いのかわかんないよね。」


「どういうこと?」」


「だって、勇也と湊って、さ、学校で一位、二位って感じでかっこいいって言われてるじゃん?」


「あーね。」


「で、私はその人と幼馴染、もう一人とも親しいわけじゃん。
 学校中の女子に憎まれてもなんも言えなくない?ま、雪もだけどさ。」


「確かにね。」









夕の方が全然かっこいい、という突っ込みは、心にしまっておくことにした。

bottom of my heart....→←happy birthday...



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 恋愛 , 黒木玲奈   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒木玲奈(プロフ) - 皆さん、読んでくださって、本当にありがとうございます!続編も、どうぞよろしくお願いします。コメント、ダメ出し、評価、お待ちしております! (2018年9月20日 20時) (レス) id: 8e74367c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈(プロフ) - うみさん» いいえー! こちらこそ、読んでくれてありがとう! (2018年9月18日 16時) (レス) id: 8e74367c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈 - うみさん» 読んでくれてありがとお (2018年9月18日 12時) (レス) id: a0fe8cd07f (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新ありがとう!! (2018年9月17日 19時) (レス) id: bd96ab3a22 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈(プロフ) - 藤沢美帆さん» はいはい、頑張りますよー!w 待っててくれててほんとありがと!嬉しい!いま、続編の計画が完成したよ!脳内でw 楽しみにしててね! (2018年9月6日 17時) (レス) id: 267fae23b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒木 玲奈 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aishou_kz  
作成日時:2018年4月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。