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- Yuki side -
ーパ ン !!
鳴り響くクラッカーの音。
「「「「雪、お誕生日おめでとうー!!!」」」」
皆。。。
「ありがとー!ほんっとに嬉しい!」
「でも、雪、期末の日に誕生日はちょっとやだね。」
「そーなんだよねー。ま、でもしょうがないかな。」
「ねえ、雪!夕からプレゼントもらってないの?」
「うん、もらってない。っていうか、まず、私の誕生日覚えてないと思うよ。」
「えー、それは絶対ないって!」
「うん、放課後とかにきっともらえると思うよ」
「なにもらったかみせてね!」
「う、うん。。。」
正直、あんまり期待してない。
ほぼ話してもいない彼氏が、私の誕生日を覚えてるとは思えない。
でも、もらえたらどんなに嬉しいだろうな。。。
どこかで、そんなことを考えてしまう自分がいる。
「もうそろそろ教室戻らない?」
「うん、教室でゆっくりお話しよー!」
大量のプレゼントを抱えて教室へと足を運ぶ。
「雪の誕生日と言えば、もうすぐうちら中学卒業じゃん!」
「あ、そうだった!うちらまだ中二だと思ってたんだけど」
「まあ、確かにね、うちら受験しないし。」
「やっぱりいいよね、中高一貫校。」
「うん、でも、高校でて受験する人も結構いるよね。」
「うん、いるいる。特に、男子ね。」
つい最近、翔真に告げられたことを思い出してしまう。
『俺、高校、出ることにしたんだ。』
『え。。。。?』
『だから。。。引っ越すんだ。』
『遠くに?』
『遠くに。』
『え、私。。。』
ずっと一緒にいたのに。
赤ん坊の頃から、ずっとそばにいたのに。
いてくれたのに。
もう、お別れ。。。。
「雪、聞いてくる??」
「はっ!ごめん!違うこと考えてた。」
「あのね、夕も高校出ちゃうんだって。」
「。。。。嘘でしょ」
「嘘じゃないよ。」
皆、いなくなっちゃうの。。。
やめてよ。
私、何よりも、お別れが弱いの知ってるでしょ?
あ、夕は知らないか。
あーあ、最悪。
人生相当変わりそうな予感がする。
あふれでてる来そうな涙を必死に押し返した。
happy birthday...→←Foolish.....
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黒木玲奈(プロフ) - 皆さん、読んでくださって、本当にありがとうございます!続編も、どうぞよろしくお願いします。コメント、ダメ出し、評価、お待ちしております! (2018年9月20日 20時) (レス) id: 8e74367c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈(プロフ) - うみさん» いいえー! こちらこそ、読んでくれてありがとう! (2018年9月18日 16時) (レス) id: 8e74367c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈 - うみさん» 読んでくれてありがとお (2018年9月18日 12時) (レス) id: a0fe8cd07f (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新ありがとう!! (2018年9月17日 19時) (レス) id: bd96ab3a22 (このIDを非表示/違反報告)
黒木玲奈(プロフ) - 藤沢美帆さん» はいはい、頑張りますよー!w 待っててくれててほんとありがと!嬉しい!いま、続編の計画が完成したよ!脳内でw 楽しみにしててね! (2018年9月6日 17時) (レス) id: 267fae23b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒木 玲奈 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aishou_kz
作成日時:2018年4月12日 21時