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37: 女嫌いの男装女子は。 ページ38

ーーーーーー放課後ーーーーーー
ユウと二人で、中庭に向かう。
フォルカはベンチに座り、




マレウス・ドラコニアと、話をしていた。



A「ユウ、あれどうしよ…ってユウ!?」
パッと隣を見れば、ユウがグリムを追いかける後ろ姿が見えた。

A「…まぁじぃ…?」
フォルカ「A。いるなら声くらい掛けてくれよ。」
フォルカが笑いながら近付いてくる。

A「あぁ、うん。」
フォルカ「ドラコニア。悪かったな、引き止めて。」
マレウス「いや、構わぬ。僕のことを知ってなお、声をかけるのはお前くらいだ。…では僕はこれで。」
そう言うとマレウス・ドラコニアさん?様?は校舎に向かっていった。

フォルカ「ドラコニアって怖い顔してるけどよ、意外と優しいんだぜ。」
A「へ、へぇー。」
フォルカ「まぁ、そんなこたぁさておいて。昨日の話になるけどさ。ヴィルのこと。」

やはりか。
正直そうだろうと思っていた。

A「ヴィルさんがどうかした?」
フォルカ「いや、単純に聞きたいだけさ。ヴィルのどういうとこが?」
好きなのか、ということだろう。

A「ど、どこって…自分に厳しいところとか、名前呼んで、笑ってくれるとことか、あとは…私を信じてくれてるところ。…そういうとこ、好き、かな。」

フォルカ「へぇー。……………だってよ。ヴィルさん?」
A「えっ?」

すると、りんごの木の後ろから少し顔の赤くなったヴィルさんが出てくる。

A「な!?へ?え、ふぇ!?」
ヴィル「はぁー。悪趣味よ、フォルカ。別々に呼び出すなんて。」
フォルカ「別にいーじゃんか。じゃー俺はここで、さいなら。」
脱兎のごとく、とでもいうようにフォルカは走っていなくなる。

A「え、と、…。」
ヴィル「…アタシから言うつもりだったんだけどね。先を越されたわ。」
A「え…?」

ヴィルさんを見上げる。
ヴィル「…A。このアタシの、たった一人のお姫様になってもらえないかしら。」

38:美しき女王は。→←36:先輩



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ゆずりは(プロフ) - 完結いたしました!ありがとうございました! (2020年12月5日 12時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - ハーチュラビュリュって言っちゃう人さん» そんなに褒めて頂けたのは初めてです!ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです! (2020年11月23日 23時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ハーチュラビュリュって言っちゃう人 - 今日初めて貴方様の小説を読ませていただきました。語彙力が無さすぎて誉め方がわからないんですけど(( 物凄く面白かったです!続きを楽しみに待っています! (2020年11月23日 22時) (レス) id: aea5f17203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - すんさん» お恥ずかしい…。ご指摘ありがとうございます。 (2020年10月27日 3時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
すん - badがbatになってますよ_| ̄|○ (2020年10月26日 22時) (レス) id: dc22fa88f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずりは | 作成日時:2020年6月20日 14時

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