◇のA second half (ページ4)

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クローバーの3 ページ4

Aが倒れたその後、クラスの誰かが保健室の先生を呼んできてくれた。

痙攣を起こしていたみたいなので、見かねた先生がすぐに救急車を呼んだ。

…俺は、ただ見ているだけだった。

あの夏の日から、何も成長していない。

あの日から、もう見てるだけは辞めようって

そう、決めたのに。

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｢てんかんだったみたい。すぐに目を覚ましたみたいで、特に異常も無そうよ。｣

｢｢そうですか…｣｣

昼休みになってもまだざわついている教室に、担任の先生が入ってきて、そう言った。

よかった…とりあえず、大事に至らなくてよかった。

ほっと胸をなでおろし、また目の前のスコアに目を戻した。

…嘘、スコアを見ていたら誰も話しかけてこないのをいい事に

こいつを眺めながら、ずっとAの事を考えていた。

突然倒れたこと、そして…

俺のことを忘れていたこと。