勉強会 ページ10
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ASHIELD
監督生ちゃんが、私のクラスに来た。
みんな監督生ちゃんに良い印象は抱いていない。
私だって、良い印象は持っていないけれど皆は私より監督生ちゃんを嫌っている。
「あ、ブラックフラワー寮とかでぇ大丈夫ですかぁ??♡」
「ブラックフラワー寮?良いわよ。
じゃあ行きましょうか。
じゃあね、みんな」
どうやら私の寮が良いらしいから、皆に別れを告げて私達はブラックフラワー寮へ向かった。
「2人っきりですねぇ♡♡♡♡
あのぉ…ほんとはぁ勉強を教えてほしいんじゃないですぅ♡♡」
「そうね。
あら?知っていたわよ。
何か私に言いたいことが有るんでしょ?」
「……へー分かってたんだ。
私ね、アンタが嫌い」
「あら、突然ね」
「最初から嫌いだったわ。
皆にチヤホヤされて、ずっと笑ってて悩みなんて無いって顔してるもの」
「…へぇ、それで?」
「あんたのその態度が気に入らないの!!!」
「ごめんなさいね」
「 アンタなんて嫌いよ!!!!」
「あら、残念ね」
「アンタを絶対に潰してやるから!!!!」
「えぇ、頑張ってね。監督生ちゃん」
「 あとそんなに大きい声を出したら、
誰かに聞かれちゃってるかもよ? 」
「……チッ
あんたと一緒にベリーも潰してやるから!」
そう言って監督生ちゃんを出ていった。
うふふ、面白いかも。
あら、意外だった?
だってアタシ、美しい悪の華だもの。
天然鈍感なヒロイン?
反吐が出るわ。
アタシが美しいのはアタシが1番知ってる。
美しい者は何をしても良いの。
当たり前でしょう?
アタシが手を汚しても、世界中がそれを許してくれる。
何故って?
アタシが美しいから。
かよわいプリンセス(笑)
いつでもかかってきなさい。
戦う準備は出来てるわよ。
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作者名:りあ | 作成日時:2022年5月27日 19時