寮長会議 ページ20
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コツコツ_
「…!A先輩!」
「あら、リドルくん。
さっきはごめんなさいね」
「いえ!大丈夫です!」
2人は微笑みながら会話をしている。
「レオナさんお届けッス〜」
「俺を荷物呼ばわりするんじゃねぇ」
レオナはラギーに少々引きずられながらも出席している。
「なにだらしない格好してるのよ、レオナ」
「あぁ?うるせぇよヴィル」
「じゃっ、オレは失礼するッス〜」
「おっ!レオナにヴィル!
皆来るの速いな〜!」
続々と人数が集まってきた。
「…中々揃っているな」
「お前が最後だトカゲ野郎」
「このすぐ人に喧嘩を売るNRC生の特性なんとかならないですかね流石に大草原不可避なんだが」
珍しくイデアやマレウスも来ており。
「おや!皆さん揃ってますね!!
では早速寮長会議を始めます!」
「司会はアタシ。
ベリー先生の噂についてとハロウィンについてよ」
「僕はあまり信じていませんね」
「俺も!ベリー先生はあんなことしないと思うぜ!」
そう言う2人を見ると、何故か苦しくて。
どうせ分かってくれないなんて言う感情が湧いてくる。
「僕もあまり信じていませんよ」
「私もお姉様がそんなことするなんてないと思うわ」
いつものように笑顔を作って。
皆が信じていないというのに合わせて。
誰かに合わせていれば、孤立することなんてないはず。
「OK、ありがとう。
じゃあハロウィン実行委員会についてだけど__」
結局、噂は信じなくて良いのが決まった。
「じゃあ今日はここまで」
「よし!終わったな!
なぁA、久々に宴に来ないか?」
「ごめんなさいね、少し約束があって。
また次の機会に誘ってくれる?」
「あぁ!じゃあまた来いよ!」
「えぇ、じゃあね」
皆に別れを告げて、ユウちゃんの所へ向かう。
結局、寮長会議でも解決しなかったわね。
私がなんとかしないと。
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作者名:りあ | 作成日時:2022年5月27日 19時