嘘 ページ21
.
ユウSHIELD
彼奴が寮長会議に行ってる間、エースが私のところに来た。
「監督生、俺に嘘ついてたんだ」
「…うん
傷だって先輩が言ったみたいにメイクだよ」
「へぇ、俺を騙して楽しかった？」
「申し訳ないと思ってる
…本当にごめん」
私は、いつかAさんと同じ所にいられるように罪を償う
「ただいま、監督生ちゃん」
「先輩…」
「あら、エースくんも一緒？
話している最中だったかしら、ごめんなさいね」
「…ねぇ、先輩は俺のこと許してんの？」
「許すもなにもエースくん、悪いことなんてしてないじゃない」
「「は？」」
「だってそうでしょ？
エースくんは監督生ちゃんを想ってそう言ったんでしょ？
私もヴィルが虐められてる…だなんてなったら怒るもの」
「…まじで変わってるね、A先輩。
NRC生らしくない」
「褒めてるのかしら？」
「…まぁ？」
「ね、ねぇ先輩。
私、悪いことしちゃったから何か手伝いたい」
「お手伝い？」
「うん…どんなことでも良いから」
「俺も悪いことしちゃったし、やってやらないことも無いよ？」
「あら、有難う。
でも手伝いってあんまり思い浮かばないから、思い浮かんだら言っていい？」
「いいよ」
「俺も〜」
「ふふ、有難う。
あ、ハーツラビュルはもう門限じゃない？」
「あっ、マジだ。
じゃあ俺行くね、ばいばい先輩とユウ」
「うん、ばいばい」
「またね、エース君」
どんな手伝いだろ…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りあ | 作成日時：2022年5月27日 19時
