合同授業 ページ15
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ジャックSHIELD
今日は3年A組との合同授業。
3年生1人が1年生2人に味覚を変える薬の作り方を教えるらしい。
「ねぇジャッククン、Aさんに教わりに行かない？」
「監督生がいってた奴か…？」
「そうだけど…監督生が言ってるような悪い人じゃないよ」
「………そうか、なら教わりに行こう」
「うん！」
A先輩、良いイメージはねぇけど……
「ごめんなさいね、エペルくんと一緒にやる約束をしているの…」
「あ！Aさん！」
「ッス、宜しくお願いします」
結構頼んでる奴らが居たし、腕は確かな人か…？
「あ、エペルくんとジャックくん。
迎えに行けなくてごめんなさいね」
「いえ！大丈夫です！」
「全然大丈夫っす。
宜しくお願いします」
「それなら良かったわ。
此方こそ宜しくね」
優しくそう言ったA先輩。
今は優しそうだけど…簡単に信じちゃならねぇよな。
「じゃあ早速始めましょうか」
「「はい！」」
「うん、そうそう。
ここから難易度上がるからメモしておいた方が良いかも」
「はい！」
「うん、いい返事。
じゃあ始めちゃうね」
A先輩の教え方はとても分かりやすかった。
「よーし、これで完成！
二人とも頑張ったね」
「教科書と全く同じだ…！」
「すげぇ！」
「じゃあ提出してきちゃったら？
片付けておくから」
「っす！
じゃあお願いします！」
提出した薬はSS評価を貰えた。
これから少しずつA先輩と話すようになった。
…エペルの言ったとおり優しくて尊敬できる先輩だ。
「ジャック、てめぇ最近Aに付き纏ってるらしいじゃねぇか」
「付き纏っ…！？
全然そんなつもりじゃ…」
「よく3のAにエペルと来てんだろ。
ルークとルカに目ぇ付けられてんぞ」
「え"っ…」
「くれぐれもサバナクロー寮生が狩られるなんてことにならないようにしろよ」
「…っす。
忠告あざっす！！」
「暑苦しい…分かったらとっとと行け」
「ありがとうございました！レオナさん！」
「はぁ…怖いな女ってのは」
あんまり先輩には目ぇつけられないようにしねぇと。
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作者名：りあ | 作成日時：2022年5月27日 19時
